前回書いたラブホバイト始めたよ!って記事が好評で嬉しい限り。こんにちは、どぶのごみ子です。
前回書いた記事↓
相変わらず幻のポケモンのような出勤頻度でラブホバイトを続けていますが、その歴ももうすぐ半年(たぶん)。
最初は「すげー」と思っていたラブホでの出来事も、最近じゃすっかり「あるある」と思えるほどに経験を積んでしまいました。
ということで今回は「ラブホ清掃バイトのあるある体験記」でもお話します。
個人的には大きな衝撃を受けた珍体験もお話するので、ささやかな暇つぶしになれば幸いです。
ラブホバイトのあるある8選
あるある話を書くためにラブホ清掃員としての日々を振り返ってみたところ、私にしては珍しく8個もネタが思い浮かびました。
ということで早速、ラブホバイトの「あるあるエピソード」をお届けします。
スタッフが飛ぶのは日常
実は私と同タイミングで入ったバイトさんがいたそうなのですが、一度も顔を合わせることなく出勤2日目で飛びました。
その後に入った別のバイトさんも1人飛んだので、ざっくり計算すると3か月に1人は秒速で飛んでることになりますね。
ラブホバイトってこんな飛ぶものなの?
と誰かがフライアウェイするたびに私は慌てますが、先輩バイターたちが「あるある~」と笑っているあたりよくあることのようです。
喘ぎ声は作業用BGM
ラブホの防音設備なんて、そのへんのアパートに毛が生えたレベルです。
よって、普通にプレイを楽しむ分にはそこまで問題になりませんが、大声量でハッスルすれば廊下にまで声は響き渡ります。
最初は思わず「おおお…」と怯んでいましたが、もはや最近じゃあるある過ぎて「楽しそうで何より」と頬を緩めることだってできるようになりました。
心を無にして耳を澄ますと、喘ぎ声にもいろいろ個性があって楽しいですね。
ただ、新人さんに仕事を教えているときに「あはーん♡」的な声を響かせるちょっとやめていただきたい。
長時間利用の部屋が怖い
ラブホの裏側では、各部屋の滞在時間が一目で確認できるようになっています。
そして、平日の真っ昼間から10時間近く滞在している部屋に、スタッフたちは怯えがちです。
利用時間が長ければ長いほど
- 死ぬほど部屋を汚されている可能性
- 最悪ガチで死んでる可能性
が高まるので、第一発見者予備軍の清掃スタッフたちは「フードの注文とかあった?」と何とか生存確認しようとしたり、「どんな感じの人?」とフロントスタッフの記憶力を試すような質問をしたりします。
ただ私がバイトした半年の間に、勤務先ラブホで死人が出たことはありません。
職人のようなスタッフがいる
人間なんて、多少の優劣はあれど基本の能力値はそんなに変わりません。
よって、慣れれば誰でも自分の持ち場を5分程度で掃除できるようになります。
しかし中にはいるのです。
平均作業時間を大幅に巻いて仕事ができる、プロのラブホバイターが。
彼らの動きはもはや職人的であり、派手に動き回るのではなく熟練したテクニックを駆使して時短させています。
「ベッドはプロ」「風呂は任せろ」みたいな一部の仕事のみを得意とする人はちらほらいますが、中には「全セクションで職人」というバケモノもいて、凡人の私はいつも助けられています。
プロ風俗嬢の気遣いに惚れる
ラブホテルなので、毎日たくさんのデリヘル嬢さんがやってくるのは当然のこと。
中には「こんなお姉さんと楽しいことができるなら、そりゃお金払いたくなっちゃうよね」と思わず納得してしまうほど素敵な女性もいます。
そして、そういう素敵なお姉さんに限って部屋の使い方もプロだったりするから本当惚れる。
お風呂場の換気を徹底してくれて、ゴミを一つにまとめてくれて、使ったタオルやバスローブ類まできちんと畳んでくれていた日にゃ、スタッフ全員で「天使や…」と讃えています。
デリヘル嬢さんがラブホスタッフに気を使ってくれているのか、お客さんと過ごす空間を美しく保ちたいのかまではわからないのですが、どちらにせよ非常にありがたいです。
汚物登場でスタッフの人間性が見える
ラブホバイトをするうえで欠かせないのが「汚物耐性」です。
食べ散らかしや飲み残し、飛んだ汁(お察しください)など、要らぬ置き土産を片付けるのはラブホバイトのあるあるを通り越してもはや日常。
そしてやはり、時たまガチ汚物も登場します。
ガチ汚物登場だけでも相当メンタルをやられる事案ではありますが、汚物登場で本当にきついのは非常事態の力でスタッフの人間性が暴かれることです。
人はきつい状況に晒されるほど普段隠している本性が現れるため、汚物が登場することで「嫌なことを誰かに押し付ける卑怯者」か「自ら率先して行動しようとする聖人」かが簡単に判明します。
これは個人的な感想ですが、お客さんがクズでも「客だから」で割りきれるのに、一緒に働くスタッフがクズだと普通に「死ね」と呪ってしまうのでいけません。
大量の出禁客が存在する
上記の余談となりますが、部屋をめちゃめちゃ汚く使う人やホテル内の物を盗む人は、普通にラブホを出禁になります。
メンバー会員に登録している人やクレジットカードで支払いをした人はその情報から、何にもなければ監視カメラから顔を割り出して、全スタッフに周知されるのです。
とはいえ、出禁のジャッジはその時に働いているラブホスタッフの心の広さにかかっているので、出禁になる行動が具体的に決められているわけではありません。
あくまで「常識的に」遊べない利用客は出禁になるということです。
ただし、私の心はおちょこ一杯分サイズしかないため、マナーの悪い客はソッコー出禁にします。
撮影部屋は憩いの場
撮影NGのラブホもあるそうですが私が働くラブホは撮影OKなので、しょっちゅう風俗嬢さんのパネル撮影に使用されます。
そして、撮影に使用された部屋は当然何も「致してない部屋」なのでめちゃくちゃキレイです。
そういう部屋は掃除がすぐに完了するので、数分ほど部屋でぼーっとサボっては次の部屋へ行く英気を養います。
たまに撮影の都合?で家具が大きく動かされていることがありますが、そんなもん元の位置にただ戻せばいいだけなので他の「致した部屋」の片付けに比べれば全然イージー。
あるあるではないけど…ラブホバイトの珍体験
たまに出勤するだけでも、しょっちゅう面白い体験ができるのがラブホバイトのメリットです。
ここからはバイト中に度肝を抜かれた体験を3つ振り返ります。
オモチャに死ぬほどビビる
クローゼットから異音がすると思ったら、電源が入ったまんまの「ブルブルする系オモチャ」が出てきました。
それだけならまあ別にどーでもいいのですが、問題は発見時の状態。
なぜかオモチャは大量のタオルの中に埋められており、発見当初は不自然にうごめくタオルを1枚ずつ剥がしながら「絶対なんか生き物がいるんだあああ…!!!」とまじで怯えました。
私ともう1人のスタッフでヒーヒー大盛り上がりしながらタオルをどけて、出てきたのがオモチャだった時の空気感ったら本当すごい。一気にあれ?冬かなーって空気になる。
頼むから、ラブホにオモチャを置き去る際は電源をお切りください。
剃毛プレイに泣く
私が働くラブホではトイレ係、お風呂係~と日によって担当する掃除場所が決められていて、その中の一つに「コロコロ係」があります。
コロコロ係とはその名の通り、コロコロを持ってひたすら部屋中をコロコロしまくり、髪の毛やお菓子の食べカスなどを除去する仕事です。
そしてある日、私がコロコロ係だった日に事件は起こります。
そう、剃毛プレイをした部屋の掃除です。
しかも一体どんな毛の刈り方をしたのか部屋の真ん中、ベッド、風呂場、洗面所、もうありとあらゆるところに黒スーモが潜んでる状態。
自らの職務を全うするべく私は一心不乱にコロコロしますが、部屋中に散らばった全ての毛を集めるのはドラゴンボールを7つ集めるよりも全然難しく、初めて「ラブホバイト辞めたい」と思いました。
配達先の客に誘われる
私が働くラブホでは、フードやドリンクの注文があれば清掃スタッフが部屋まで配達しにいきます。
実はこの業務は私の楽しみの一つであり、毎回「どんなお客さんが出てくるんだろうな~」とウキウキしながらぼったくり価格の缶ビールとかを運んでいるのですが、
訪ねた部屋で客から「一緒に楽しまないか?」と誘われた時はさすがに固まった。なんのジョーク?
しかも中には雪の女王よろしく、一糸まとわぬありのままの姿で出てくるお客さんもいるから本当に楽しいです。
ただこれはそんなに珍しい話ではなく、あるあるに入れようか悩んだくらいの頻度でスタッフ全員に起こります。
ラブホバイトあるある・まとめ
あるある話ができるくらい、あいかわらずラブホバイト頑張ってるよ!という近況報告でした。
本当は
- お客さんが置いて帰ったお酒を仕事中に飲んで、クビになったスタッフの話
- ゴキブリが出て叫んだら客の喘ぎ声だと判断されて、誰も助けに来てくれなかった話
とかもしようかなと思っていたのですが、わざわざ掘り下げて話すほどの面白さがなかったのでここでサラッと記すだけに留めます。
「ラブホバイトのここが気になるよ!」ってのがあれば、いつかのブログネタにするのでメールやTwitterのDMにて聞いてください。
また何か楽しいことが起こったら、ラブホバイトについて書きますね。
んじゃまた。