スマートと縁遠いニートのくせに、このたびスマートウォッチを買いまして。
\てってれー/
いいじゃんいいじゃん!これで歩数とか睡眠とか管理しちゃうぞ!とワクワクしていたのですが
\おい嘘だろ/
歩かな過ぎて歩数計がちっともカウントしやがらねえの。
そこで、せっかく買ったスマートウォッチのために運動がてらラブホでバイトすることにしました。こんにちは、どぶのごみ子です。
ちなみに買ったスマートウォッチはこれ。
「わざわざバイトまでしなくても…」と思うかもしれませんが、運動嫌いな私の場合、自分の自主性に頼るよりも歩くしかない環境を作ったほうが継続できるのです。
そこで昔から挑戦してみたかった「コンビニ店員」「ラブホスタッフ」「着ぐるみの中の人」に絞ってバイトを探していたところ、ちょうど家から近いラブホが求人を出していたため喜び勇んで応募→採用と相成りました。
晴れてニートからラブホスタッフへと昇格した私の気になるシフトですが
週1(4時間)。
我ながらすくな。
もちろんこれは私の希望であり、決して無理やりシフトを減らされたわけではありません。
しかし週1だからこそ毎回そこそこ楽しくエクササイズできて働けており、今回はそんなラブホの裏側を交えた近況報告です。
色々生々しい話も多いので、苦手な方はここでUターンすることをおすすめします。
ラブホバイトの仕事内容は?
ラブホバイトといってもフロントですすっと鍵を出したりお金の清算をしたりする「フロントスタッフ」と、使用後の部屋を掃除する「清掃スタッフ」の2種類に分けられます。
フロントスタッフ・清掃スタッフは分けて求人募集されているので、自分で選択が可能です。
私はできるだけ接客を避けたかった+歩きたかったので、清掃スタッフを選びました。
ラブホの清掃バイトって何するの?
端的に言うと「人が使用した痕跡を消す仕事」です。
- 散乱しているゴミを片付けたり
- ベッドのシーツを張り替えたり
- 洗面台やお風呂場の水分を拭き取ったり
- 床に落ちてる髪の毛を取ったり
洗剤を使ってピカピカに磨き上げるのは1日に1度で、それ以外の時間はとにかく「キレイっぽく見せること」が求められます。
本格的に掃除しない代わりに求められるのはスピードです。
ラブホ清掃のバイトでは、だいたい10~15分ほどで部屋中の清掃を終えて次の部屋に移動するのが基本。
つまり、じゃんじゃん回転率をあげてバンバン儲けたいラブホのお手伝いをするのが、ラブホ清掃バイトのお仕事です。
だからまあ何ていうか言いにくいんだけど、今後ラブホを使う時は部屋に入ったら即座に自分で簡易清掃することをおすすめします。色々きれいじゃないよ。
ラブホ清掃バイトのメリット
メリットとデメリットは表裏一体なので、実際にラブホの清掃バイトを始めてから色んなことに気づきました。
まず、メリットだなと感じたのは以下3つ。
- 接客しないでいい
- 何やかんや不況に強い
- たまに興味深いものが見れる
接客しないでいい
的なマニュアルがうちのラブホにはあります。
そう、ラブホバイトは客と接することがほぼありません。
それどころか「客の前では気配ごと存在を消せ」くらいの勢いであり、求められるのは客に好かれるための好感度ではなく忍者のような隠れ身の術です。
もちろんスタッフとは顔を合わせるので、多少愛想があったほうが本人が得をしますが、めちゃめちゃ不愛想でも何とかなる希少な仕事だと思います。
そのため見た目も何でもOKです。金髪、タトゥー、ピアス、すっぴん、何でもござれ。
何やかんや不況に強い
ウイルスやら不況やらが蔓延しているこんな世の中なので、働く前はぶっちゃけ「毎日暇なのかなあ」と思っていました。
しかしいざ働くとびっくり。
平日でも普通に満室なんだが?
これは立地の関係とかもあるかもしれませんが、私が働くラブホはわりと連日盛況です。
「シフト増やしたくなったらいつでも言ってね!」と何度か声を掛けられましたし(拒否)、何やかんや人間が持つ3大欲求の一端を担っている場所なだけあります。
もちろん時には暇な日もありますが、それも「まあこんな日もあるよね」レベルの暇加減であり、思っていたより仕事があって安心しました。仕事中にやることムリヤリ探す時間って苦痛ですよね。
たまに興味深いものが見れる
人によっては眉をひそめたくなるような、でも人によっては興味本位でワクワクしちゃうような、そんな出来事や忘れ物がやっぱりラブホテルにはあります。
例えばこんなの。
- 殺人現場か?ってくらい血みどろの部屋(掃除は地獄)
- 見たこともないえげつないオモチャ(もう使わないの?)
- トイレに放り込まれた大量の注射器(警察が来た)
- 短時間で何度も出入りする女の子(頑張り屋さん)
ラブホスタッフはお客さんと直接会うことはありませんが、部屋以外のあらゆる箇所に監視カメラが付いているので、お客さんを見ることはできます。
幸い私は人間観察が好きで、ゲスの勘繰りが趣味みたいな人間なので、プチ事件が起こるたびにこっそりソワソワしては楽しみを嚙み締めているのです。
ただ、時に排泄物で汚れた部屋もあるので、まさに一長一短。
ラブホバイトのデメリット
メリットがあればデメリットもあるもの。
たかだか週1の足掛けバイトですが、人によっては嫌だと感じるんじゃないかなあと思うのはこんなとこ。
- めちゃめちゃ体力を使う
- 潔癖症だと地獄
- クセの強い従業員が多い
めちゃめちゃ体力を使う
初出勤の翌日、私は全身ひどい筋肉痛に襲われまじで死ぬかと思いました。
ラブホの清掃バイトは、狭いラブホ内を俊敏に移動しながら立ったりしゃがんだりを繰り返すので、めちゃくちゃ体力を使います。
ラブホでたった4時間バイトすれば毎回1万歩くらい歩き、1万歩を距離にすると約7キロらしいので、もはやめちゃめちゃ本気のウォーキングといっても過言じゃない。
よって、体力に自信がない人にとっては結構しんどいかもしれません。
私は運動が苦手なタイプなので、バイト中しょっちゅう「キッツ…」と思っています。
ただ、運動が苦手な人でも頑張ればついていける程度の運動量です。
潔癖症だと地獄
いわずもがな、汚いものがわんさかある職場です。
もちろんバイト中はゴム手袋を使ってOKですが、ゴム手袋だけで必ず身を守れるかというとそんなことありません。
清掃のお仕事に潔癖症の人は応募しないと思いますが、汚いものを見たり嗅いだり最悪触れても洗えばオールOK!くらいの気持ちでいられる人じゃないとストレスになると思います。
クセの強い従業員が多い
他のラブホがどうなのかはわかりませんが、少なくとも私が働くラブホはわりとクセ強めの従業員が集まっています。
例えばこんな感じの。
- いい人なんだけど見た目がちょっと怖い人
- 日本語が不自由過ぎる外国人
- バイト中一言も声を発さない人
- 私みたいな奴
めちゃめちゃ普通のいい人とか、反対にめちゃめちゃ人間的に難がある人もいますが、それはある意味普通なので省きました。
ラブホバイトの従業員は年齢や職業、国籍などが本当にバラバラで、ゆえにどの従業員と一緒のシフトになるかで同じ職場でも働きやすさがかなり変わります。
私はちょこっとしか働いていないので強いストレスはありませんが、ぶっちゃけ週3以上働けば確実に悩みが生まれそうだなーと思うことも。
ただどんな仕事であれ、従業員に関しては最終的に運と相性だと思うので、一概にクセの強い従業員ばかりとは限りません。
ラブホバイトの面接とは?服装とか履歴書どんな感じ?
「ラブホバイトの面接ってどんななの?」と知人に聞かれたので、少しだけ面接についてもふれましょう。
まず面接ですが、特筆することもなく至って普通。
面接は、何曜日入れるとか何時間働けるとか、一般的なバイト面接で聞かれるような質問しかされません。
だから、よほど奇抜な格好でなければ私服で面接に行ってOKですし、履歴書も手書きじゃなくて全然問題ない。何なら私なんて、証明写真すら自宅で撮ってコンビニプリント。
ただ志望動機が「運動がてら」「興味本位」ではマズいかなあと思ったので、バイトの志望動機として最も信ぴょう性がありそうな「生活費を補いたい」と書きました。
そのくせシフトは週1を希望するという白々しさでしたが、それでも何とか採用されたので、恐らく志望動機なんて大して重要ではありません。
ちなみに、アルバイトの募集はタウンワークとかマッハバイト とか、一般的な求人媒体で普通に掲載されています。
「ラブホテル」と明記しているところもあれば「ファッションホテル」とか「ブティックホテル」とか、よくわからない名前にぼかされていることもあるので、気になる方はチェックしてみてください。
いつまで続けるかわからないけどラブホバイト頑張るよ
「買ったスマートウォッチのために運動したい」という不純な動機でラブホバイトを始めたという近況報告でした。
実は少し前からバイトをしていたのですが、いかんせん週1勤務だったため仕事内容とか雰囲気がなかなか掴めず、報告できるほどのネタが集まらなかったのです。
今ではやっと仕事にも慣れ、ラブホバイターとしてあるあるネタを披露できるほどまで成長しました。
ラブホバイトはわりとシフトがゆるく、ダブルワークとして働いている人も多いので、バイトやパートを探している人にも個人的にはおすすめ。
ということで、週1アルバイターとして暫く頑張ります。
あと機能とか全然触れてないけど、買ったスマートウォッチはお値段のわりにちゃんと楽しめる良い品でした。興味があればぜひ。
んじゃまた。