ネチネチ上司の特徴と心理。しつこい上司はパワハラなのか

ネチネチ上司の特徴と心理。しつこい上司はパワハラなのか 仕事
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私も大概ネチネチしてるけど、上には上がいる。こんにちは、どぶのごみ子です。

職場は、良い上司もいれば悪い上司もいるのが普通ですが、ときどき

しつこい系ネチネチ上司

がいて扱いに困ります。


ネチネチ怒られると、最初は「怒られる自分が悪いんだ」とちゃんと反省していても、中盤から「いい加減終わんねぇかな」という気になるもの。

また「怒られる自分が悪い」と思えるときはまだいいですが「そんなことでネチネチ言うなよ…」みたいな場合だと、もはや気分は詩人。


一度でも我に頭を下げさせし人みな死ねといのりてしこと!(一度でも俺に頭を下げさせた奴ら全員死にますように!)by石川啄木


みたいな気持ちになります。

ということで今回は「ネチネチ上司くたばれ」がテーマです。私のテーマはいつも長くネチネチしているので、反面教師で可能な限りシンプルを目指してみました。

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ネチネチ怒る上司の特徴

ネチネチ怒る上司の特徴

ネチネチ怒る上司の最大の特徴は、言わずもがな「ネチネチとしつこいこと」です。

しかし「ネチネチ」「くどくど」といったオノマトペで日常のあらゆるシーンを表現しようとするのは、日本人の長所であり短所でもあると最近小耳に挟んだので、もう少し細かく特徴をチェックします。

驚くほど心が狭い

ネチネチ上司は、総じて心の容量がミニマムサイズです。

そもそも「そういうこともあるよね」とか「これ以上怒ると追い詰めてしまうかも」とか考えられるほど寛容な上司なら、ネチネチ怒ってないわけで。


心が狭いから些細なことですぐにイライラしますし、相手を思いやれませんし、他人の小さな短所やミスさえ許せず軽率に怒りをぶつけます。

お説教がとにかくしつこい

ネチネチ上司はお説教にかける時間がとにかく長く、使う言葉を微妙に変えながら同じ内容の話を延々と繰り帰します。


さらにひどいときは、最初に怒った内容とは別の内容をわざわざ持ってきて、こちらの同意を得ず勝手に「お説教第2ラウンド」をおっぱじめるので、こちらのテンションはあわや地底湖の底にでも到達しそうです。


前述した通りネチネチ怒る上司は心が狭いので、相手を許せないぶん怒りがなかなか収まらず、結果しつこく説教をかますのでしょう。

過去のミスを引っ張る

ネチネチ怒る上司は、ミスした日からそれなりの月日を経てもミスを過去のこととせず、定期的に掘り返してはネチネチと小言を言います。


たとえば私が何かミスをして、ちゃんと反省して、再発防止に努めてミスをしなくなったとしましょう。

普通の人なら「あ、学習したんだ。よかったね~」で済ませる話ですが、ネチネチ怒る上司が相手だとそんな軽い話では済みません。


「もうあんなミスはするなよ」「お前はミスをした過去があるから~」と、事あるごとにたった1度のミスを話題に出し、ネチネチと責め続けるのです。しつけぇ。

普段から嫌味や悪口が多い

猛烈に暇なときは、ネチネチ上司を観察してみてください。

すると、普段から何かにつけて嫌味や悪口を言いまくっている特徴に気づきます。


ネチネチ怒る上司は、なぜか人の良いところに興味を示さず、悪いところをつつき回るのが大好き。

9割の良い人に残されたたった1割の悪い部分を、まるで本人の全てであるかのように扱うという、心の器がしょぼければ視野も狭いという始末の悪さです。

言い方がいちいち回りくどい

「これは君のために言うけど」「本当はこんなこと言いたくないんだけど」「怒ってるわけじゃないんだけど」

みたいな枕詞は、ネチネチ怒る上司の常套句。


ネチネチ怒る上司は「こんなことしちゃダメ!」とハッキリ注意しません。

多くのシーンでは、遠回しだったり嫌味ったらしかったりしながら、ネチネチくどくど回りくどく、ご高説と信じてやまない戯言でこちらの時間と気力を奪ってくれます。


そもそもネチネチ上司のお説教は、重箱の隅をつつく行為とほぼ同じなので、ハッキリ注意できるほどの出来事は起きていないケースが大半です。

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ネチネチ上司の心理

ネチネチ上司の心理

自分さえ良ければいい

ネチネチ系上司は、基本的に「損得」で物事を考え、自分が損をするのが大嫌い。

もちろん誰だって損をするよりかは得をしたいと考えますが、行き過ぎた損得勘定はいつしか「自分さえ良ければ後は何でもいい」という心理に変わるでしょう。


そうすると「自分の仕事が思い通りに進むこと」だけを重視するようになり、ぶっちゃけ本人しか重んじていないどーーーでもいいことを偉そうに注意したりします。


価値観は人それぞれなので、私にとって「たかがそんなこと」が、上司にとっては「されどそんなこと」なのかもしれません。

でもさ、自分の価値観を上司という立場に乗せてゴリ押しするような幼稚な奴は、そもそも上司になっちゃダメだろ。

日頃のストレスを発散したい

ネチネチ怒る上司が小さなミスをあげつらい、ネチネチと小言を言うのは、単にストレスを発散したいだけかもしれません。

日頃から人の悪い部分ばかり見ているネチネチ上司は、慢性的なストレスを抱えているように見受けられます。


しつこいお説教をぶちかました後、晴れやかな笑顔で「ガツンと言ってやったぜ!」と周囲に自慢して回るネチネチ上司がたまにいますが、それって蓄積した色んなイライラをたった1人にぶつけて強制的に解消したともいえるのではないでしょうか。

素敵な指導ができる上司だと信じたい

ネチネチ怒ることで、上司は「この部下は自分よりも下」「ちゃんと指導できる自分は素敵」だと信じたいようにも見えます。


ネチネチ系上司の多くは、ぶっちゃけそんなに仕事ができる人ではありません。

だからこそ、誰かを「自分よりも下」だと位置づけて怒ることで、自分のプライドを保っているのでしょう。


内容のないお説教は、ネチネチ上司の自尊心が満たされるまで続くため、どうしてもしつこくなりがちです。

ネチネチしつこい上司はパワハラなのか

ネチネチしつこい上司はパワハラなのか

しつこいお説教や嫌味で部下を追い詰めるネチネチ上司の行為を「パワハラ」だと感じる人もいるでしょう。

パワハラとは「組織内の優位性を利用したいじめや嫌がらせのこと」らしいので、確かにネチネチ上司の一連の行動は、一見するとパワハラに該当しそうです。


ですが現実は、ネチネチ上司の一連の行動がパワハラだと認められるケースは極めて稀。


私が出会ったネチネチ上司は、しつこい嫌味で何人もの部下を休職・退職に追い込んでいましたが、本人は「単なる指導である」と言い張り結局パワハラ認定されませんでした。

わかりやすい暴言や暴力を使うのではなく、ゆっくりねっとり攻撃してくるネチネチ上司の愚行を証明することはとても難しいです。


会社というか組織は「真実」よりも「マジョリティ」に傾くものなので、何人もが「ネチネチ上司はパワハラだ」と声を上げれば何か変わるかもしれませんが、1人でパワハラを主張しても認められにくいのが現実だと思います。

ネチネチ上司の対処法

ネチネチ上司の対処法

パワハラ認定されにくく、他者による救済の希望が薄いからといって、ネチネチ怒る上司にひたすら耐えろとはいいません。

ここからは、ネチネチ上司に苦しんでいる人に試してほしい、対処法をお伝えします。

謝りつつ媚びる

やる・やらないの判断は任せますが、ネチネチ行為をやめてほしいときに1番効果があるのは「謝りつつ媚びる」ことだと思います。

しつこく怒られたときは真摯っぽく謝り、後々「丁寧に指導していただきありがとうございました」とか「悪いところを指摘していただけて嬉しかったです」とか、口から出まかせをぬかすのです。


ネチネチ上司は主に「自分さえよければいい精神」で仕事をしているので、ゴマをすって気持ちよくさせるだけで、スキルとか勤勉さとか関係なしにあなたを良い部下だと判断します。

そうすれば、高確率で怒られなくなるでしょう。


ただし、一度媚びることを選んだ人間は、その後もずっとネチネチ上司の機嫌を取り続けなくてはいけません。ぶっちゃけ心が荒みます。

実践する際はリスクを覚悟したうえで行いましょう。

適当に謝る

劇的な効果よりも無難さを求めるなら、ネチネチの現場を収めるために適当に謝るのがいいでしょう。


「はい」「おっしゃる通りです」「すみません」

この3つの言葉で相づちを打ちながら、ぼんやり今日の夕飯のことでも考えていれば、いつの間にかお説教が終わっていることもよくあります。


「どう反省しているのか言ってみろ」みたいなことを言ってくる、クッソうざいネチネチ上司には「これからは心を入れ替えて頑張ります」とか、もはや質問の答えにさえなっていない適当なことを言っておけばいいのです。

何を言ってもどうせケチをつけてネチネチするのですから、まともに答えなくても同じこと。

心の中で蔑む

ネチネチ上司の言葉をまともに受け止めると嫌な気持ちになるので、心の中では思いっきりバカにして自衛するのがおすすめです。


「あー、誰かにしつこく絡むくらいしかできることがないんだなあ」と哀れに思うと何を言われても受け流せるようになりますし「おっ、今日もバカが元気だな!」と思うと何となく愉快な気持ちになれるはず。


あと私の場合、人からだる絡みされるとなぜか「ざわざわ森のがんこちゃん」の初代OPが脳内を駆け巡ります。

メゲナイ!ショゲナイ!泣いちゃダメ~♪いけいけがんこちゃーーーん!!!と頭の中で歌っていると、不思議とだいたいのことがどうでもよくなるのです。

離れるため行動を起こす

ネチネチ上司と一緒に働くのが本当につらく、どうしようもないのなら、離れるしかないでしょう。

自分の心身を犠牲にしてまで、ネチネチ怒る上司の相手をする理由がありません。


離れるための行動として取り掛かりやすいのは、まず「とにかく避ける」ですよね。

怒られる回数を減らすために仕事を頑張る、顔を合わせないように出退勤の時間に気を使う、などの行動です。


それでも効果が得られない場合は「異動」を申し出たり「転職」を具体的に考えてください。

離れた後でまたネチネチした人に出会う可能性もゼロではありませんが、だからといってひたむきに耐えて、働けなくなるほど病んでは元も子もないです。

上司にネチネチされると疲れちゃうよね

上司にネチネチされると疲れちゃうよね

って話でした。

時間は誰しもに平等で、1日24時間をどう使おうと個人の勝手ですが、上司のネチネチによって時間を大幅に奪われると「こっちは暇じゃねんだよなあ」と思います。

とはいえ、私含め大半の人が「こちとら暇じゃねえんだよ」と口走れるほどサッパリした性格でもないと思うので、何とか自分なりの対処法を見つけなくてはいけません。


後はネチネチ上司とばかり仕事をして正しく注意される経験を積まないと、自分が後輩を指導する立場になったとき、上手な注意方法がわからないのも難儀です。


何と言っていいのかわからず結局ちゃんと注意できなかったり、ネチネチを回避しようとサクッといきすぎて冷たい印象を与えたりと、私はたくさん失敗してしまいました。

よって、ネチネチ上司と出会ったら「本当に必要な注意だったのか」「適切な注意方法とはどのようなものなのか」を考え、いつか来る未来のために備えておいてもいいかもですね。


「誰かと一緒」ってほんと大変。

んじゃまた。