職場で謝らない人と出会うたび、にこにこしながらこっそり相手を軽蔑しています。こんにちは、どぶのごみ子です。
ミスを指摘されても、
全面的に自分が悪くても、
是が非でも謝らねぇ。
みたいな人、いますよね。あれ何なんですかね?
それが友達や恋人、家族であれば「ふざけんな!謝れ!」と言えたり、まあ最悪縁を切ったりできますが、相手が職場の人だとそうもいかないので中々に困ります。
ということで今回は「悪いことをしたら謝るって超シンプルなルールも理解できない奴は人間失格」がテーマです。
タイプ別・職場にいる謝らない人の特徴
職場にいる謝らない人を日々観察しまくった結果、一口に「謝らない」といっても以下2つのタイプに分かれていることに気づきました。
- 悪いと思ってはいるけど謝らない人
- 本気で自分は悪くないと思って謝らない人
ミス発生直後はここに「まじで状況が理解できなくて謝れない人」というのも加わりますが、そのうち時間をかけて事態を把握しきちんと謝るか、もしくは謝らない人に成り下がり上記2つのうちどちらかに収まります。
ここからは各タイプの行動の特徴を簡単にお伝えしましょう。
悪いと思ってはいるけど謝らない人
悪いことをしたとわかってはいるものの、なぜか素直に謝らないタイプです。
このタイプは謝るべき場面において
- 冗談を言って誤魔化す
- 話題を逸らす
- 開き直る
なんて行動で何とか謝罪を回避しようとします。
本気で自分は悪くないと思って謝らない人
悪いことをしたという事実に気づけていないタイプです。
このタイプは謝るべき場面において
- 謎理論の言い訳を展開する
- 責任転嫁する
- 逆ギレをかます
以上のような特徴を見せ事態を複雑かつ長期化させます。
職場にいる謝らない人の心理
「自分は悪くないと思って謝らない人」の心理はシンプルです。
本人的には自分に非がないので、そもそも謝る理由がないと考えています。
よって、ここでは職場にいる「悪いと思いつつ謝らない人」の心理を考えたいと思います。
プライドに傷をつけたくない
職場にいる謝らない人の多くが、かさ上げで高くしただけのプライドをこじらせ素直になれなくなっています。
実体の伴わないプライドに如何ほどの価値があるのかは私にはわかりかねますが、本人にとっては「守るべきプライド」です。
よって「謝るなんて恥ずかしい」「謝ると負け」「謝らないのがかっこいい」的な自分のプライドを守る方向に考えをシフトさせます。
ミスを認めるのが怖い
大前提として、謝るとは「自分が悪いことをした」と認めることです。
しかし自分の非を認めれば、職場での評価・評判が下がったり、責任を負わされたりすることもあるでしょう。
職場の謝らない人は、もしかするとそんな「ミスを認めた後」を想像して怯えているから、謝らないのかもしれません。
誰だって、選べば居心地が悪くなると分かり切っている選択はできれば避けたいものです。
謝るほど悪いことはしてないと思ってる
悪いことをしたとは思いつつも「ぶっちゃけ、謝罪が必要なほど悪いか?」と思っている人も多いです。
「ミスは誰でもするものだから」「過去には他の人もやったミスだし」「まあ皆許してくれるだろう」のように考え、目の前にある自分の過ちに正面から向き合いません。
確かに、人は間違える生き物なので、一切のミスなく仕事をこなすことは不可能です。
心の広さだって人それぞれなので、許せる・許せないの考え方も個人差があるでしょう。
ただ、たとえそれらが事実でもミスをした張本人のお前が言うな?わきまえろ?
謝らない人が職場で辿る末路
職場にいる謝らない人の中には「人に謝るのが嫌いだ」という気持ちをやる気に変えて職場を離れ、個人で大成する人もいます。
しかしそんな人はごく一握りで、タイプにかかわらず謝らない人の多くはただ職場にとどまり続けて「孤立する無能」になるのが末路です。
ここからは、謝らない人が職場で辿る末路をお話します。
誰も話しかけなくなる
謝らない人に対し、同じ職場で働く周囲の人は遠巻きに接するようになります。
謝らない人は一緒の職場の人から「謝らないなんて、人間として嫌い」と思われるので、雑談やプライベートの交流を持ちかけられなくなるでしょう。
さらに「どうせ謝らないなら間違いを指摘するだけムダ」と思われ、ミスをしても誰からも注意してもらえなくなるのです。
しかし雑談はともかく、ミスを指摘されなければ「正しい仕事のやり方」は一生理解できません。
マニュアルを丸暗記し仕事の手順は理解しても「ここで間違えた」という経験値が積み上がらないので、いつまで経ってもどこに注意すればいいのかがわからず同じミスを繰り返します。
チャンスを与えられなくなる
もしも仕事で失敗しても、反省し次に活かせれば失敗にも少しは価値が生まれるでしょう。
しかし謝らない人は、どんな状況でも自分の非を認めず反省しないので、失敗に何の価値も生みません。
「失敗から学ぶ人」と「失敗から学ばない人」とでは、会社は前者に仕事を任せたいと思うので、職場で謝らない人は次第にチャンスすら与えられなくなります。
かくして、謝らない人は「成功率の高い簡単な仕事」しか任されなくなるのです。
「孤立する無能」になる
職場内で孤立し、簡単な仕事だけをやって最終的に辿りつく末路が「孤立する無能」です。
実際は人と話すのが好きでも、本来の能力は高くても、それらを発揮できる場所は自らが潰したせいで存在しません。
ただし、謝れない人ほどそんな状況でものらりくらりと働いていることが多いです。
本人的には人に謝らなくていい孤立した環境はそこまで悪くないし、つまらない仕事ばかり振ってくるのは会社や上司が悪いとでも思っているのでしょう。
と、言われるとその通り過ぎてもはやぐうの音も出ませんが、現実なんてこんなもん。
しかし、太刀打ちできないからといって、あなたがストレスを貯めまくって我慢し続ける必要はありません。
この次の項目では、最強すぎる謝らない人への対処法を考えます。
職場にいる謝らない人の対処法とは
職場にいる謝らない人と真剣に向き合うなら、謝らないことを指摘し、理由を聞き、謝り方を教え…など、もはや幼児教育かのような手厚いサポートが必要です。
しかし私は、たかが謝らない人相手にそこまで親切に対応できません。
よってここからは、私が実践している「謝らない人と真剣に向き合うつもりはないけど、一緒に働くうえで一番ストレスが溜まらない対処法」をお伝えします。
相手に期待を持つのをやめる
まず前提として「謝ってくれるだろう」「反省してくれるだろう」みたいな期待は捨てましょう。
「謝らない人」が「謝れる人」になるよう、あなたが更生させる気でいるならまだしも、そんな気がないのに期待を持ってもどうにもなりません。
「相手は謝らないクズなんだな」と心から思えれば、呆れるやら馬鹿馬鹿しいやらで腹も立たなくなります。
自分の姿勢は崩さない
「謝らない人には自分だって謝りたくない」と思う人も中に入るかもしれませんが、同類になれば自分の価値が下がるだけなので、自分の姿勢はこれまで通りを維持しましょう。
相手が誰であれ、挨拶・お礼・謝罪の言葉は必要です。
特に職場では、上記3つの言葉さえ上手に使えればとりあえず人間関係が円滑になります。
別に気持ちなんて込めなくたって問題ないので積極的に使うのがおすすめです。
難易度が高い仕事はお願いしない
職場にいる謝らない人が自分にとって部下や後輩にあたる場合は、仕事の振り方にも注意しましょう。
あなたが謝らない人にイライラしたりモヤモヤするのは、相手が謝るべき場面において適切な謝罪をしないからです。
よって、あらかじめ「謝るべき場面」が少なく済むよう工夫すれば、あなたはイライラしにくくなります。
そう、つまりは謝らない人に難易度の高い仕事を振ってはいけません。
難易度の高い仕事は失敗される可能性も高く、謝られずに遺恨が残りやすいです。
虫が収まらないときは被った迷惑だけ伝える
謝らない人のミスにより迷惑を被りどうしても腹の虫が収まらないときは、被った迷惑だけを事実として淡々と伝えます。
前述した通り、職場にいる謝らない人の中には「謝らないものの罪の意識は持っている人」もいるので、伝えることでこっそり反省してくれるかもしれません。
ただし、希望を持つのは禁物です。
また、自分がスッキリしたいがために相手を怒鳴ったり責めたりするのは自己中心的な考えが過ぎますし、無駄なトラブルを招きます。
伝える際はあくまで淡々と「こういうことがあったので迷惑でした。次回からは気をつけてほしいです」くらいにしておいてください。
職場にいる謝らない人まとめ
職場にいる謝らない人に対して「許せない…!」という気持ちを持つのはとても共感できます。
「ごめんで済むなら警察いらねえ」みたいなセリフもあり確かにそれもそうなのですが、たった一言の謝罪だけで「謝ってくれたからもういいや」と水に流せることもあるのです。
しかしそんなこと言っても、謝らない人は謝らないのだから仕方ない。
ならもうほどほどの距離感で対処しつつ、せめて自分は同類にならないよう過ごすしかないというのが、私が出した結論です。
あなたも、自分に合った疲れない結論や対処法が見つかるとよいのですが。
んじゃまた。