お金という力が発生する下で、ペイする側とされる側。何をどうしたって会社と従業員が対等になる日はきません。
事実、会社で働くということは、会社の駒になることだと私は考えます。
こんにちは、どぶのごみ子です。
今日は「会社にとって社員は駒だろうけど、それを堂々と社員に伝える会社はヤバい」というテーマでお話ししたいと思います。
また、そこまで露骨じゃなくても「あれ?自分って都合のいい駒扱いされてない?」と社員に気づかせてしまう会社って、普通に考えて終わってる。
会社から駒のように扱われて、モヤモヤしているあなたに送ります。
社員は会社の駒だと思う
会社にとって社員はただの駒。
と言うとかなり言い方が悪いですが、これは事実で、仕方のないことです。
その理由は、2つあって
- 会社にとって一番大切なのは売り上げだから
- 雇用主と労働者の間には力関係が発生するから
だと私は考えています。
結局、会社存続のためにも、会社は売り上げを重視する必要があります。
社員に無理を強いることなく売り上げを上げられれば万々歳ですが、色々難しいでしょう。
また、会社と社員の間には、金銭による力関係が発生します。当然会社が上で、社員が下です。
「労働力提供の代わりに支払われる賃金なので、会社と社員は平等な関係にある」と唱える人もいますが、現実はお金という絶大な力の下で、払う側と払われる側という力関係が確かに存在します。
つまりは、会社にとって働いてくれる社員は必要不可欠ですが、【必ずしもその社員じゃないとダメ】というわけではないのです。
会社の命令を聞き、売り上げに貢献してくれれば正直誰でもいい。これが、会社が社員を駒扱いする理由です。
社員を駒扱いする会社は終わってる
事実、社員は会社にとって駒なわけですが、だからといって会社が社員に対し、堂々と「お前は駒だ」と言わんばかりの扱いしてもいいのかといえば、NOです。
社員を堂々と駒扱いする会社は、ハッキリ言って腐りきった会社です。
社員が嫌な気持ちになろうが、やる気を失おうが、所詮駒だから知ったこっちゃないって、完全にバカにしてますよね?
また、そういう態度が社員のモチベーションを下げて、結局会社の売り上げに影響するってわからないんですかね?
つまるところ、バカなんですよね?
会社が駒に対し「代わりは他にいる、いざとなれば簡単に切り捨てる」と思うのは勝手ですが、そう思っていることを堂々と態度で示すことは、自分の手駒を自分で使いにくくしてるだけで、会社にとってメリットはありません。
そんなことにも気づかないなんて、本当に残念な会社としか言いようがないでしょう。
「口だけ社員思い」の会社に気を付けろ
言動ともに駒扱いしてくる会社はわかりやすくてまだいいのですが(クソだけど)、最も気を付けるべきは「口だけ社員思い」の会社です。
私がかつて勤めていた会社の社長の口癖は「社員は家族!もっと会社がよくなるよう頑張る!近いうち君たちにも恩返しをするよ!本当にいつもありがとう!!」でした。
しかし実態は超ド級のブラック企業。
社員はみんな朝から晩まで、ボロ雑巾よりもみすぼらしい雰囲気を漂わせながら、せっせと働いていました。
社長の言葉に対し、何が恩返しだ嘘つくんじゃねえバーカ!!というのが、私含め大半の社員の反応でしたが、中には「自分は社員思いの社長の下で働けて幸せだ。きっといつかすごい恩返しがあるんだ。」と社長のホラを信じきっている人もチラホラいたのです。
恐ろしいと思いました。もはや一種の洗脳だろう、と。
別に本人が幸せならいいと思って何も言いませんでしたが、始発で出社し終電で帰宅する生活が幸せそうには、私には見えませんでした。
耳障りのいい言葉だけを並べて、社員を駒扱いする会社なんて、堂々と駒扱いする会社以上に誠意がありません。
そんな会社に取り込まれることがないように、会社と自分の状態を冷静に見極める必要があります。
駒扱いしてくる会社で社員はどうすべきか
結局、残るか去るかの二択です。
どちらが正しいというわけでなく、どんな風に働きたいのか、駒扱いがどれくらいストレスになっているのか、を基準に答えを出すことが大切です。
そのまま働く
そのまま働く場合は、それなりに「割り切る」「真に受けない」ということを覚える必要があります。
そして、割り切って働くと決めたなら仕事中は「いい駒を演じてやってる」くらいの気持ちで働きましょう。
「他の社員よりも優れた駒になる!」と頑張っても、切り捨てられるときは切り捨てられるし「どうせ駒だから適当でいいや」と思いっきり怠惰に働くと、それはそれでバレて切り捨てられるからです。
会社から「ほどほどに使い勝手のいい駒」と評価をもらいつつ、ほどほど手を抜いて働くのが理想です。会社に期待はいりません。
転職する
駒扱いにも限度があります。自分が耐えられないと思うのであれば、会社を去りましょう。
世の中には、会社の経営が傾かない限りは、社員を大切にしてくれる会社は沢山あります。
いざとなれば切り捨てるのはどの会社も同じですが、普段から雑に扱われるのと、やむを得ない事情で雑に扱われるのとでは受け手の印象は違いますからね。
当たり前ですが、社員を駒扱いしないでおこうと思ってくれている会社ほど、福利厚生が充実しているので、転職する会社を選ぶ時のポイントにしてみてもいいかもしれません。
会社から駒扱いされてる人へ
お互いを尊重しつつ働けたらそれは大層素敵なことですが、悲しいかな、世の中そんな甘くないですよね。
何様のつもりか知りませんが、人を駒扱いしまくって使い捨てようとする人や会社は、残念ながらたくさんあります。
そんなクソみたいな会社に出会ってしまったら、そこからどう生きていくか、しっかり考え芯を持って動くことが大切です。
自分を大切にしてくれる新しい会社を見つけるもよし、適度にダラけながら今の会社で働くもよし。
ちなみに私は、会社の駒として日々マジメを装いつつ、ちんたら働いています。傍から見ればその姿たるやもはや犬。しかもとびきり忠実な。わんわん。
あなたが駒扱いに傷つき、ただストレスに曝されながら働く。という働き方だけは、してほしくないなと思っています。
駒は駒なりに、逞しく生きていきましょ。
んじゃまた。