人は働かずして生きていくことはできません。
現世に人間として生まれた以上、静かに息を殺していたって息の根がある限りお金がかかるシステムになっています。
だから、どんなに疲れてもう働きたくないと思っても、心と体に鞭打って働くしかないのです…
か???
こんにちは、どぶのごみ子です。
生きる以上お金がかかるのは仕方がないし人間働くしかないのは事実ですが、本気で「疲れた」と感じたら私は心身に鞭なんて打たずに働くのをやめる派です。
とはいえ、もう働きたくないからといってすぐに労働をやめられる人ばかりではないでしょう。というかそんな人の方が少数派。
もう働きたくない、ならば死ぬしかないと思ってしまったら、どうすればいい?
正解がある話ではありませんが、今回のテーマは「もしもあなたが疲れてもう働きたくないのなら、できたらムリしてほしくないな」です。
疲れてもう働きたくないと思った私は働くのをやめた
私は正社員時代、一度だけ「もう疲れた…もう働きたくないよう…」と本気で思ったことがあります。
しかし肝心なところで優柔不断な私は、そこから1年以上もの間、疲れた心をぶら下げて会社に通い続けました。
ストレスに曝された体の毒は心にまで回り「もう働きたくないのなら死ぬしかないのでは?」とさえ考えたりもしましたが、かろうじて残っていたなけなしの理性で仕事を辞め、以降はまた正社員とプータローを行ったり来たりしつつ、基本常にふらふらしています。
「任された仕事はちゃんとやる。しかし労働そのものには一生懸命にならない」
これが今の私の働くポリシーです。
「疲れたからもう働きたくない」は甘えなのか
私が仕事を辞めるまでに1年以上もかかった理由は「もう働きたくないという理由で仕事を辞めるのはただの甘えだ」という考えが脳内を占拠していたから。
自分の中に「社会人にムリや我慢は当然」といった思い込みがありましたし、誰かから「自分に甘い人」と思われたらイヤだという気持ちもありました。
しかし今となっては「疲れたからもう働きたくない」という感情や退職理由が甘えか甘えじゃないかなんて、取るに足らないどーーーでもいいことだったと思います。
だって人によって見解が異なる甘え論争に熱心になっていても、問題は何一つ解決しない。
そもそも、仮に誰かから「もう働きたくないという考えは甘えで悪いことだよ」と諭されたとして、一度生まれてしまった感情を止めることはできません。
ならば、もう働きたくないと思う気持ちを受け止めて、どう立ち回るべきかを考えたほうがいくぶん賢明です。
人は稼がないと生きていけない生き物だからこそ、もう働きたくないとただ嘆くことに粉骨砕身するのではなく
- 何とかして働きたくないという気持ちを転換させる方法はないか
- 何とかして働かずして生きられる方法はないか
- 何とかして良い感じの落としどころは見つからないか
なんかを思案したほうがまだ生存確率は上がるはず。
周囲や世間が何と言おうともう働きたくないと思う心が全てであり、それ以上でも以下でもないと私は思います。
もう働きたくないと思うほど疲れた原因は?
そもそも、もう働きたくないと思うほど疲れた原因とは何だったのでしょうか。
人間関係が悪くて疲れた
社内の人間関係が悪い職場は精神的に負担が大きく、どんどん疲労が蓄積します。
なんたって世の中には「気疲れ」って言葉が存在するくらいですからね。
労働において「どんな仕事をするか」はもちろん大切ですが、個人的には「誰と働くか」の影響力のほうが強いと思います。
会社の方針についていけなくて疲れた
仕事の進め方や会社の方針に納得できなければ、常に自分を曲げながら働く必要があり疲れてしまいます。
私もかつて販売員をしていた頃「ノルマさえこなせば売り方は何でもいい。情弱な年寄りにでも売っとけ」的なマニュアルを渡されてげっそりした思い出が。
もちろんいつでも自分の思い通りに働けるわけではありませんが、あまりにも自分の考えから逸脱した方針の会社で働くと、心がいっぱいいっぱいになってしまうのです。
労働条件が悪くて疲れた
めちゃめちゃこき使われるのに薄給…なんて、ブラックな状態が続けば誰でも疲れて当然です。
長時間労働やパワハラなど、悪い労働条件そのものがしんどいと感じるのはもちろん「会社から大切に扱われていない感」はじわじわとメンタルを傷めつけてきます。
労働そのものに期待を持てず「もう働きたくない」と思ってしまうのも無理はありません。
仕事が合わなくて疲れた
場合によっては、思っていたまたは聞かされた仕事内容と違っており、自分の能力と仕事内容がマッチしないこともあるかもしれません。
人間やはり得意・不得意があるので、自分に合わない仕事ばかり任せられれば疲れは倍増するでしょう。
なんかもうよくわかんないけど疲れた
原因とか、なんかもうよくわかんない。でもとにかく疲れた。
本気で疲れ果て「もう働きたくない」と思ったとき、私の頭の中はこんな感じでした。
限界まで疲れて判断能力がいつも以上に鈍っていましたし、上記で挙げたいくつかの原因が重なり合ってうまく言語化できなかったのです。
なので、ハッキリと原因が言葉にできなくとも「もう働きたくない。もう疲れた」と思うのならそれは間違いではないと思います。
もう働きたくないと思うほど疲れたときの対処法
最初の項目でもお話しましたが、疲れてもう働きたくないのであれば、取るべき対処法はこの3つのうちどれかだと思います。
- もう働きたくないという気持ちを転換させる
- 働かずして生きられる方法を見つける
- 良い感じの落としどころに落ち着く
どれが得策というわけではなく、状況や状態に応じて変えてみるのもおすすめ。
自分の経験を元に、それぞれ方法や落としどころを考えてみます。
もう働きたくないという気持ちを転換させる
- がっつり有給を取った
- 仕事を早く終わらせて残り時間はサボった
- 会社をズル休みした
私が実践したことがあるのは、このあたりです。
休職できる環境なら、休職制度を利用してみるのもいいですね。
労働に触れれば触れるほど「もう働きたくない」という気持ちが強くなるので、できるだけ労働から離れました。
有給は最長で1週間まとめて取りましたし、サボるためだけに自分の仕事を効率化しましたし、それでも気持ちの波に追いつけない日は仮病で会社を休んだのです。
騙し騙し働くことで、もう働きたくないという衝動はわりと緩和できます。
休む時間を増やすことで、もう働きたくない気持ちが改善できるならそれは大団円ですし、会社を辞めるまでの時間稼ぎとして使うこともできるでしょう。
働かずして生きられる方法を見つける
これは今のところ「貯金を切り崩す」しか実体験がありません。
実家が土地持ちとか、不労所得があるとか、親の会社に在籍だけできるとか、恵まれた環境や才能があるなら叶うとは思います。
しかし、大半の凡人にとって最も難易度が高いことは間違いありません。
とはいえ少ない作業量でお金が入ってくる仕事もあるとは思うので、そういった仕事を探してみるのもいいかもしれません。
良い感じの落としどころに落ち着く
- 自分に合った職場に転職する
- バイトしながら節約生活を送る
- ネットで日銭を稼ぐ
働きたくない気持ちを改善する、または一切働かない…と、どちらかに全振りするのではなく、上記のようにほどほどの落としどころを見つけるという方法もあります。
暮らしや働き方そのものを見直してみてもいいですし、転職を考えてみてもいいでしょう。
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人生なかなか落ち着ける場所なんて簡単には見つからないので、これ!と一つに決めずあれこれ試してみるのも良いですね。
「もう働きたくない」と言いつつ会社に安定した居場所がある人からすれば、不安定で先行きの不透明な決断に見えるかもしれませんが、人生において何ともならないことはそうそう起こらないです。
疲れてもう働きたくないあなたへ
ひどくお疲れなら、ここらで一息いれるのはいかがでしょうか?
会社は辞めても辞めなくても構いません。でも本気で疲れすぎて死にそうなら、辞めてほしいのが本音かな。
「もう働きたくない」という気持ちは「転職したい」でも「会社辞めたい」とも違う、労働そのものに疲れ果て嫌気が差しているからこそ生まれる感情です。
感情に気づかないふりをすることは簡単ですが、無視をしたって宿った想いそのものが消滅するわけではありません。
「働かなきゃ食っていけねえだろ」と言われれば、もちろん私があなたを養えるわけもないので言い返す言葉はありませんが「働いても疲れすぎたら人は死ぬんだぞ」と伝えることはできます。
労働は必要で、ある程度頑張るべきものですが、ズタボロになってまでやる必要があるものとは思えないのです。
働くって、なんでこんなに大変なんでしょうね。
んじゃまた。