私が「正社員じゃなくてもいいや」と考える理由と覚悟してること

私が「正社員じゃなくてもいいや」と考える理由と覚悟してること 仕事
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正社員という響きはとても輝かしいですが、どこか末恐ろしさを感じます。こんにちは、どぶのごみ子です。


私はこれまで3社で働いたことがありますが、その中で正社員であることにこだわって職探しをしたのは1度だけ。

正社員にこだわった理由はとてもシンプルで、正社員を体験してみたかったのです。

契約社員からスタートした会社員人生だったので、ただただ正社員に憧れていました。


しかしその後、正社員として入社した会社でまんまとブラック企業に引っかかり「正社員じゃなくてもいいや」という考えにシフト。


以降はふらふらと日雇いで水商売をやったり、ネットで日銭を稼いだり、正社員になって管理職を押し付けられたり、また無職になってふらふらしたりしています。



正社員でもいいし、正社員じゃなくてもいい。



と思うことで、正社員でも正社員じゃなくても、いささか心穏やかに暮らせます。

そんなわけで今回のテーマは「正社員じゃなきゃダメって思い込みは結構キツイ」です。

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私が正社員じゃなくてもいいと考える理由

私が正社員じゃなくてもいいと考える理由

そう思うことで救われるから

正社員にこだわって入社したブラック企業では「正社員じゃないとダメ」という自らの思い込みにより、ブラックな環境から逃げるタイミングを見失いました。


働き方だけに限った話ではありませんが、視野が狭くなると人は正常な判断ができなくなります。


「正社員じゃないとダメ」と思い込むと、何か嫌なことがあっても「絶対に辞められないんだから頑張らないと」と自らを追い込みがち。

これが「正社員でもいいし、正社員じゃなくてもいい」と自分を甘やかすことで「本気で嫌になったら辞めればいいんだから、とりあえず明日は出社してみよう」と少しだけ心が救われます。


もちろん一度決めたことを貫き通す姿勢はとても尊いのですが、私はただの頑固一徹になって苦しむだけなので、あまり物事や自分の考えを固定しないようにしています。

私が正社員じゃなくても誰も困らないから

孤独と身軽は紙一重だと思います。

幸か不幸かはさておき、私は親とほぼ縁が切れており、結婚しているわけでもなく、子供もいません。そして恐らく今後もこのライフスタイルを貫くでしょう。


つまり、私の稼ぎや世間体を気にしているのは私だけであり、誰かのために安定を求めたりお金を稼いだりする必要がないのです。


正社員じゃない私に困る人物がいるとしたら、それは恐らく未来の私でしょうが、それなら「ただの自業自得」で済む話なので、正社員じゃなくてもいいやと思っています。

私は正社員でも安心できないから

毎月必ずお給料が振り込まれ、福利厚生があって、滅多なことでクビにならない。

正社員のメリットとしてよくあげられるこのシステムたちはとても魅力的で、間違いなく正社員のメリットです。


ですが私の場合は、自分が正社員になってもこれが継続するとは思えず、安心できません。


幼少期に親がリストラされて極貧生活を味わったり、ブラックすぎる会社でうつ病になり退職する同僚や、退職勧奨で辞めさせられる先輩を見送ったりしているうちに、

一つの会社に長く勤め正社員のメリットを享受し続けられるのは、エリート正社員または強運の持ち主だけだと思ったからです。


あくまで個人的かつ極端な思考ですが、どうせ不安なら正社員にこだわる必要はない、という考えに至りました。

自分には正社員の適性がないと思うから

ありがたいことに、社会人生活の大半は正社員として過ごしてきましたが、正直自分では「正社員に向いてないなあ」と常々思っていました。


何たって、帰属意識が壊滅的にない。


正社員になったからといって「自分はこの会社の一員だ~」と心から思えたことは一度もありませんし、何なら入社日から「いつか辞めるんだろうなあ」と思っていました。なんていうか、今この瞬間は名簿に名前が載ってるだけ的な。

会社から捨てられないように、ちょうどいい歯車になろうとするのが精いっぱいで、それさえ週5でやるのはキツいと感じるあたり、正社員の適性がある方ではないんだと思います。


これは次の項目で詳しく話していますが、私の人生におけるミッションは「仕事で名を馳せること」ではないので、適性がないのならムリして正社員でいる必要はないと思っている次第です。

人生のミッションは生きることだから

私の今世の目標は「自殺をせず、とにかく生き切ること」であり、大金を稼ぐことでも、キャリアを積むことでも、人の役に立つことでもありません。


そのため、正社員をして死にたくなるようなことが積み重なるのなら、間違いなくニートを選びます。


私にとって労働は「生きるという目標を達成するための日銭稼ぎ」です。


私が仕事を選ぶ際に大切にしているのは、お金や世間体以上に「死にたくならないか」という部分なので、正社員かどうかはあまり重要ではありません。

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正社員じゃなくてもいいと考える私が覚悟してること

正社員じゃなくてもいいと考える私が覚悟してること

一生働く

頭と体が動くうちは、ずっとだらだら働き続けるでしょう。

退職金の出ない会社に勤めたこともあったので、元から「安泰な老後」は想像していませんでした。


そもそも稼いだりお金を貯めたりすることにこだわっていない自分は、どんな生き方をしても生涯裕福になることはないと思います。

そのため、宝くじでジャンボドリーム!みたいなことが起こらない限り、一生働く予定です。まあ宝くじすら買ってないけど。


年老いた自分にどんな仕事が勤まるかはわかりませんが、仕事にこだわりがあるわけでもないので、雇ってくれるなら何でもおーけー。

後悔なんてするに決まってる

正社員じゃなくてもいいと言うと「絶対いつか後悔する」と言われることがあります。

これは私も完全に同意見で、私はいつか絶対に後悔するでしょう。


ですが、そもそも文句垂れの私はどう生きても将来は後悔するのです。

その証拠に、私は既にこれまでの人生で後悔しまくってます。

何を選んでも「あっちの方がよかったかな」「あれはこうかな」とか考えてウジウジする性分なんです。


なので、正社員の人生なら「時間を無駄にした」と後悔し、正社員じゃない人生なら「お金がない」と後悔する予定です。

貧しさは受け入れる

「将来貧しくなったらどうするの」という意見もありますが、貧しくなったらそのぶんだけ生活を縮小させます。


私は、些細な火の不始末があればすぐに全焼しそうなボロアパートに生まれ、一斤の食パンを夕食として家族と分け合ったりして大きくなった人間です。しかもそこそこ楽しく。


なので、もし極貧生活になっても「ここが今の自分にとってふさわしい場所なんだな」と思って受け入れます。そもそも自分が蒔いた種ですし。

極貧生活さえ維持できなくなったら死ぬと思います。

正社員じゃないと損をするかもしれないけど…

正社員じゃないと損をするかもしれないけど…

お得なものが誰しもに幸福をもたらすとは限らない、と私は思います。


世の中には「正社員じゃなくてもいい」という意見と「正社員じゃないとダメ」という意見の両方が存在していますが「正社員じゃないとダメ」派のほうが優勢であることは事実です。


それもそのはず、だって正社員のほうが圧倒的にお得なんだもん。


お金の面はもちろん、保障、世間体、信頼度…人生は「正社員」という肩書きがあったほうが得をする場面が多いです。



でもさあ。


例えば、スーパーでぷりっぷりの新鮮卵が超絶破格の1パック1円で売られてたって、卵が嫌いなら嬉しくないし、既に大量の卵ストックがあるタイミングなら不要じゃない?



私にとって、正社員は大安売りの卵と同じです。

お得なことはわかってますが、私の幸福と直結してはいません。

他人の「正社員論」はアテにならない

正社員じゃなくてもいい・じゃないとダメという論争はわりと至る所で勃発していますが、そもそも誰かの「正社員に関する意見」はどれも大してアテになりません。(もちろん私含む)


正社員に対する考え方なんてのは結局どの意見も「個人の感想」あるいは「ポジショントーク」です。

ポジショントークとは、自分の立場に優位な発言をすること。
例えば今回なら、非正規が「正社員じゃなくてもいい」と強調したり、正社員が「正社員じゃなきゃダメ」と強調する的な。(超ざっくり)


誰しも、自分の正義を否定する発言は心触りが悪いですからね。


だから、他人の「正社員論」はあくまで一つの参考にしかなりません。そもそも正解がある話でもないでしょう。

正社員じゃなくてもいいし、正社員でもいい

正社員じゃなくてもいいし、正社員でもいい

正社員じゃなくてもいいから皆でニートになろうぜ!と言いたいわけではありませんが、正社員じゃないとダメだと思い込んでいた頃の自分には「そんなことないからもう少し肩の力抜けよ」と言いたいです。


普通に考えて「労働」に至る環境や状況は人それぞれで、なおかつそれさえ時々で変わるのに、万人にとって最適な働き方が存在するわけありません。



人生において何を重視するかを見つけた人から、その人に合った幸せを掴めるのではないでしょうか。知らんけど。


いかんせん頑張りましょう。


んじゃまた。