↑の画像、謎に五七五になってるのが今回の無駄なこだわりポイント。こんにちは、どぶのごみ子です。
会社の仕事は一緒に働く人と手分けして行うもので、仕事の量や難易度にバラつきが生まれることもよくあります。
比較的楽な仕事を割り振られてラッキー!と浮かれる日があれば、ゴリゴリにキツい仕事がきてゲロ吐きそうになる日もあるわけですが、そんなのは本来であれば一緒に働く人に平等に起こることなので取るに足らない話です。
しかし「本来」なんてのは理想に過ぎず、実際は違ったりするんですよね。
会社には時たま、巧妙な手口で楽な仕事ばかり選ぶ人が紛れています。
このような人がいると「良い日もあれば悪い日もある普通の日常」は闇へと葬られ「今日も明日もゲロゲロエブリデイ」。
日常をゲロゲロエブリデイに変えられた憎しみから、楽な仕事ばかり選ぶ人の末路が気になっている人もいるのではないでしょうか。
楽な仕事がしたい!って気持ちは正直よくわかるものの、自分が楽をするためなら周囲を不幸にしてもいいって考え方は、あまりにも心が未熟では…?
ということで今回のテーマは『天網恢恢疎にして漏らさず(意訳:悪い奴にゃ絶対天罰が下るぜ!)って、漢字で書けなくない?』です。
楽な仕事ばかり選ぶ人の特徴
ナチュラルに嫌な仕事を押し付けてくる
“楽な仕事ばかり選ぶ人”といっても、堂々と「楽だからこの仕事がしたいです!」と言うことは稀です。
そんなことを言ったらさすがに会社から咎められそうですし、咎められずとも多くの人からひんしゅくを買うであろうことは、本人もちゃんと理解しています。
そこで磨かれたのが「自然な素振りで他人に嫌な仕事を押し付ける」という全然人のためにならないのに最強のスキル。
この最強スキルを持った楽な仕事ばかり選ぶ人は「今忙しくて…」とか「〇〇さんのほうがこの作業得意じゃない?」とか、何だかいかにもっぽい理由を即座にでっち上げ、自然な流れのなか他人に嫌な仕事を押し付けます。
楽な仕事ばかり選ぶ人とは「嫌な仕事を全て人任せにして楽にありつく人」ともいえますね。
仕事してますアピールが過剰
楽な仕事ばかリ選ぶ人は、誰かに嫌な仕事を押し付けておいて「自分はしっかり仕事してますアピール」を欠かしません。
自分の仕事の大変さや頑張りを悠々と語って、恩を着せたり同情を誘ったりするでしょう。
仕事してますアピールは、楽な仕事ばかリ選んでいることを隠すためのカモフラージュです。
楽な仕事ばかり選ぶ人として周囲に認知されると、対策を立てられたり注意されたりして今の「楽だけで構成されている幸せな世界」が壊されるリスクがあります。
だからこそ楽な仕事ばかり選ぶ人は過剰なほどに仕事してますアピールをして「自分も皆と同じように頑張ってるんだよ」とイメージアップを図っているのです。うざあ。
自分ではうまくやれてると思っている
自然に見せかけてみたりイメージアップアピールをしたりしても、しばらく一緒に働けば誰だって楽な仕事ばかり選ぶ人の不品行に気づきます。
しかし、楽な仕事ばかり選ぶ人は周囲に自分の不埒さがバレていることに一切気づかないどころか、なぜか「自分は嫌なことをうまく避けて生きる、要領のいい人間」だと思い込んでいるのが特徴です。
嫌なことを上手に回避して少ない労力で仕事をこなす人間は、確かに要領がいいといえるでしょう。
ですが楽な仕事ばかり選ぶ人は、嫌なことを「上手に回避」しているのではなく「大立ち回りして他人にぶん投げてるだけ」なので、狡猾ではあっても要領は別によくありません。
楽な仕事ばかり選ぶ人を放置すると起こること
私には「自分が大変な仕事を引き受ければ丸く収まるから」と考え、職場にいる楽な仕事ばかり選ぶ人を放置した経験があります。
ですがそんなことをして一見丸く収まったように見えても、その丸さは所詮ハリボテ。
楽な仕事ばかり選ぶ人を放置すると、実は結構面倒なことが起こるのです。
大変な仕事ばかり回ってくる
これは言わずもがなですが、楽な仕事ばかり選ぶ人を放置すれば、そのツケとして当然自分に大変な仕事が回ってきます。
生き物の気力や体力には限界があり、もちろんそれは人間も例外ではないため、エンドレス繁忙期のような状況に陥るのはふつーにキツいです。
不平等なのがしんどい
とはいえ、人間には誰しもジャンプの主人公みたいな一面があると思います。
しかし楽な仕事ばかり選ぶ人を放置すると、単にオーバーワークになるだけでなく「不平等」にも苦しむ羽目になるでしょう。
「自分はこんなに大変なのに、あいつはいつも楽してる…」「頑張ろうと声がけしたって、どうせ頑張るのは自分だけ…」という不平等は、前向きな気持ちや仕事へのモチベーションを根こそぎ奪い、気分をどんより暗くさせます。
こうなるともう主人公なりきりパワーは発動せず、仕事も忙しいのに気持ちまで落ち込んで、なんかもう八方塞がりです。
自分より下が育たない
私はかつて部下から「辞めさせてください。自分はどぶのさんみたいに楽な仕事ばかり選ぶ人のお守りはできません」と言われて、脳天にタライが直撃したかのような衝撃を受けたことがあります。
楽な仕事ばかり選ぶ人を放置すると、自分より下が育ちません。
“楽な仕事ばかり選ぶ人を野放しにして、嫌だと思いつつ降り注ぐ不利益を無言で受け入れている惨めな先輩”を見ると、部下や後輩は「自分も一人前になったら同じ状態になるんだ」と成長することに恐怖を感じるでしょう。
そうすると賢明な後輩は、ちゃんと成長できるまともな会社に転職したり、楽な仕事ばかり選ぶ人の尻拭い役から逃げるべく怠惰になったりします。
たとえ自分一人で大変な仕事を引き受けて周囲の平和を守っても、それは多くの人に憧れられる「本当のヒーロー」ではないのです。
楽な仕事ばかり選ぶ人の対処法
楽な仕事ばかり選ぶ人への対処法として「放置する」は絶対NGですが「自分一人で相手を変えようとする」もおすすめしません。
あなたが社内でよっぽど力を持っていたり、めちゃくちゃ根気強かったりすればできるかもしれませんが、他人を変えるのはとても難しいことです。
最も労力が少なく、かつ成功しやすい対処法は「普通に接しつつ、コツコツ証拠を集めて、上司に報告」。使える手段は全て使って挑みましょう。
普通に接する
楽な仕事ばかり選ぶ人と接する際、つい日頃の恨みでツンツンした態度を取りたくなるかもしれません。
ですが、楽な仕事ばかり選ぶ人とあからさまに対立すれば、上司に報告したあとすぐに「チクったのはあいつだ!」と勘付かれ逆恨みされやすいです。
未来の自分の働きやすさにも影響するので、楽な仕事ばかり選ぶ人とは無理に仲良くしなくても、せめて仕事の話なら普通にできるくらいの関係にはなりましょう。
また、もしも個別に「これ頼めない?」と、楽な仕事ばかり選ぶ人から仕事を押し付けられそうになったときは「今は手いっぱいで難しいです、すいません」と丁寧だけどハッキリ断ってください。
楽な仕事ばかり選ぶ人から「頼めばお願いを聞いてもらえる」と思われると、さらに大変な仕事をドンドコ頼まれるようになるので、変な優しさや情けは禁物です。
コツコツ証拠を集める
上司に「あの人が楽な仕事ばかり選びます」と伝えるだけでは、本当にただのチクリ魔のように見えるでしょう。
上司なんてだいたい「揉め事とかトラブルとか面倒くさいなあ。動きたくないなあ」と思っているので、上司が動くしかない理由はこちらで準備しなくてはいけません。
上司にまともに取り合ってもらいたいなら、ただコツコツと楽な仕事ばかり選ぶ人の証拠を集めてください。
対処をお願いされる上司だって、何の証拠もなしに動けといわれても無理です。
いつ楽な仕事を選んだのか、それにより周囲はどんな迷惑を被ったのか、簡単でいいので記録をつけるのが手っ取り早くておすすめ。
また、楽な仕事ばかり選ぶ人が本当に好き勝手振る舞っている職場なら、きっとあなた以外にもヤキモキしている人がいるはずです。
一人で掛け合うよりも複数人で掛け合ったほうが信ぴょう性が増して上司の腰が軽くなるので、職場に信じられそうな人がいるなら結託してもいいかもしれません。
レッツ報告
一定の証拠が集まったら、その証拠を持って上司に報告しましょう。
楽な仕事を選ぶ人が直属の上司という最悪のパターンに陥っている場合は、直属じゃない別の上司に言えばいいです。
また、楽な仕事ばかり選ぶ人に対して怒っていたり嫌いになったりしていても、その気持ちを報告時に見せるのはNG。
あまりにも感情ダダ漏れの報告をされると上司は「相手のことが嫌いだからこんな報告したのかな?」「もしかしてただの私怨…?」とあなたのことを疑います。
報告は淡々と事実だけを述べ、冷静に「業務に支障が出て困っている」と伝えてください。
ここから先は、会社の対応に任せるのみです。
楽な仕事ばかり選ぶ人には因果応報の末路がある?
会社の対応に任せると書きましたが、上記のような行動を取っても会社がクソだと何も対応してもらえません。
「何か対処を考えるから」とは言うもののそのまま流されたり「愚痴くらいいつでも聞くからさ」と意味不明に慰められたり、もっとひどいと「君が自分で何とかしなよ」と丸投げされたりします。
因果応報は必ずあって楽な仕事ばかり選ぶ人の末路が絶対に悲惨なものになる、とは、残念ながらいえないのです。
ですが結局のところ「減給」「左遷」「リストラ」みたいな、本人に確実にダメージを与える報いがあるかどうかは会社がカギを握っています。
対応しない会社なら転職しても◎
会社が対応してくれない場合はもはやこちらに寄る辺はなく、できることは「耐える」か「去る」のいずれかです。
たとえば、回ってきた大変な仕事を手伝ってくれる誰かがいたりうまく息抜きできたりして、あなたにとってさほど大きなストレスになっていないのであれば、今のまま騙し騙し働くのもありですよね。
ですが、たくさんの仕事で身も心もてんてこまいになっていたり、楽な仕事ばかり選ぶ人にもそれを見て見ぬふりする会社にもほとほと辟易したりしているなら、会社を去るのも一つでしょう。
事実を知っても対応しないということは、会社にとって楽な仕事ばかり選ぶ人によってもたらされる犠牲は「大したことではない」のです。
会社と自分の考え方に相違が生じるのはよくあることですが、所属する限りはある程度会社に尽くすことを求められるので、あまりにも考え方が異なるなら転職したほうがお互いのため。
次の会社にも楽な仕事ばかり選ぶ人はいるかもしれないものの、会社の考え方が変われば自分の未来にも変化があるかもしれません。
楽な仕事ばかり選ぶ人がいても、自分は仕事を選ばないほうがいい
「やられたらやり返す、倍返しだ!」なんてフレーズが少し前に流行りましたが、仕事を選ぶことに関してはやられても自分はやり返さないほうがいいでしょう。
周囲の人からすれば、あなたがやり返しているのか単に楽したいのかなんて判断できません。
「あなたも楽な仕事ばかり選ぶ人と同類」と見なされる可能性があるほか、たとえ仕返しのつもりでもあなたまで楽な仕事を選ぶことで周囲にかかる負担は倍増します。
社会には意外と個人的感情を前面に押し出して仕事を選り好みする人がいて「人間はただ年を重ねるだけじゃ大人になんないんだなあ」と思い知らされますね。
私は頑張って大人になろうとしていますが、いざ楽な仕事ばかり選ぶ人を前にすると「生きてる間に因果応報がないのなら、せめて死んでから地獄に落ちろ」と軽率に呪うあたり、まだまだ道のりは遠そうです。
とりあえず自分にできる精一杯の対処で、何とかやっていきたいところ…!
んじゃまた。