仕事で「してやってる感」を出す人はヤバいから、近づかないほうがいいよという話

仕事で「してやってる感」を出す人はヤバいから、近づかないほうがいいよという話 仕事
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私もよく仕事に行きたくない時は「仕事に行ってやってる私って、まじでえらい」と心の中で自分を褒め讃えていました。思うのは自由。

こんにちは、どぶのごみ子です。


仕事場でいい関係性のなか、冗談で「してやったんだぞー?」「うひょー!助かるぅ!」みたいな会話を交わすのは全然問題ないし、楽しく働けて何よりですが

  • 「働かせてやってるのに」
  • 「教えてやってるのに」
  • 「手伝ってやってるのに」

みたいな重ための「してやってる感」を出してくる人は、社長とか上司とか後輩とか関係なくシンプルに「ヤバい人」だと思っています。


なんつーか、本当に助けられたシーンでもありがたみが減少する。


ということで今回は「仕事場にいる『してやってる感』を出す奴は、とにかくかわすが吉」がテーマです。

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仕事で「してやってる感」を出す奴はヤバい

仕事で「してやってる感」を出す奴はヤバい

ヤバい基準なんて人それぞれ曖昧なものですが、お互い外面で接するのが基本である仕事場ですら「してやってる感」が隠せてない人はヤバい、と個人的には思っています。


もちろん、仕事をしていると「してやってる」と思わずにはいられない瞬間もあるでしょう。

私も仕事で損な役回りを被った際は、ひたすら「やってあげてる…私のおかげ…」と自分に言い聞かせることで、くさくさする気持ちに救いを見いだしていました。


でもだからって、仕事場や本人目の前にして「してやってる感」をゴリゴリ出すのはヤバいって。

してやってる感は現実逃避

そもそも「自分が~してやってる」なんてスカイツリーもびっくりの上から目線発言は、現実が正しく見えている人にはできないことです。


ドラマや映画の世界ならともかく、現実世界の仕事では「特定の人が行動しないと何ともならない事態」はそうそう起こりません。

「してやってる」と思いつつの行動は、そのほとんどが別にその人がやらなくてもいいことだし、その人がやらないことで多少の不都合があっても最終的には何とかなるのが現実。


つまり、心から「してやってる」と本気で信じて気持ちよくなってる人は、現実を都合よくねじ曲げてヒーロー気分に浸っているだけに過ぎません。


「してやってる」なんて気持ちは、失恋後の「もう恋なんてしない」の親戚みたいなもんで、所詮一時の気休めです。

よって、ただの気休めを本気で事実と捉え、あまつさえ相手に「してやったぞ~?」とアピールしてくる人は、現実と妄想の区別が付いていない「わりとガチめにヤバい人」だと思います。

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仕事で「してやってる感」を出す人の特徴

仕事で「してやってる感」を出す人の特徴

私が仕事を通じて出会った「してやってる感」に浸る方々は

  • ちょっとかわいそうな自分が好きな人
  • 何かしらの見返りが欲しい人
  • 人の気持ちは考えない人

みたいな特徴を持っていることが多いように感じました。どのタイプも字面から面倒くさいことは伝わるかと思いますが、一応それぞれ説明します。

ちょっとかわいそうな自分が好き

自己憐憫が趣味のタイプ。


自ら首を突っ込んでくるわりには後から「してやった」「すごく大変だった」とか言い出し、生き生きと「かわいそうな自分」に酔い始めます。

また、このタイプの言う「してやった」には絶妙に「させられた」のニュアンスが含まれていて、自分はしたくなかったけど…的な要素をはらんでいるのが特徴です。


周囲に労ってほしい気持ちもあるようですが、それ以上に『誰よりもかわいそうな自分』という特別感が好きな印象が強く、歪んだナルシシズムのようなものを感じました。

何かしらの見返りが欲しい

何かしら手に入れたいものがあるタイプ。


人よりもプラスアルファの仕事をこなすことで「目立ちたい」「頑張っていると思われたい」「感謝されたい」など、アピールしたい何かがあります。

とはいえ、誰だって給料という見返りを求めて仕事をするわけで、仕事をして見返りを得ようとすること自体は間違ってはいません。


ただし得ようとする方法には大いに問題があり、「さあ私に感謝しろ」「ほら私はすごいだろう」的な空気にムリヤリ持っていっては、他人の気遣いや優しさを奪取します。

人の気持ちは考えない

何もかも自分中心に世界が回っているタイプ。


これは他のタイプと重複して持っている場合もある特徴ですが、仕事で「してやった感」を出す人は基本的に人の気持ちを考えません。


つーかそこ考えられたらそもそも「醜く恩着せがましい行動」には出てないし。


このタイプは「我こそ正義」を地でいくので、たとえ「してやった」相手がそんなに嬉しくなさそうでも、あれ?ごめんね、おせっかいだったかな?みたいな感情にはなりません。

基本的に正しいのは自分なので、「してやった」にもかかわらず喜ばないとはなんて失礼な奴だ!みたいな解釈になります。もう超めんどくさい。


「してやった感」を出す人を放置すると怒り出したり不機嫌になったりする理由は、自分都合で物事を解釈して人の気持ちを考えられないからだと思いました。

仕事で「してやってる感」を出す人をかわす対処法

仕事で「してやってる感」を出す人をかわす対処法

仕事で「してやってる感」を出す人がいたら、とにかく真面目に付き合わないことです。


取り繕いつつ付き合ったって疲れる相手ですし、うっかり間違って真剣に付き合った場合「してもらってるんだ」と洗脳され半奴隷みたいな関係性になりかねません。


仕事は一緒にするけど個人としては向き合わない、出された「してやった感」は全て流す、くらいの気概を持ちましょう。それでも定期的に流れ弾に当たるので気をつけて。

さらに具体的な行動を小分けにして説明してみます。

可能な限り接触を避けろ

相手と真面目に付き合わないようにするためには、接触を避けて付き合う機会ごと減らすのが大前提です。

プライベートな話をしないのはもちろん、相手が「してやった感」を出しそうな話題はできるだけ取り上げないようにしてください。


ただし相手が直属の上司だった場合、トラブルが発生すれば報告しないわけにもいかず、定期的に「してやった攻撃」の被害を受けるでしょう。

所詮「できるだけ接触を避ける」なので、全ての接触を避けることはできません。


ちなみに私は、小さなトラブルなら黙って解決させて「こういうことがありましたが、もう解決しました」と事後報告することで、上司の「してやった感」をできるだけ避けていました。

褒められる手法ではありませんし、場合によってはちょっとした嫌味や小言を言われますが、長々と続く「してやった語り」は回避できます。使える状況があればぜひ。

「ありがとうございます」は相槌

同じ場所で仕事をしていれば、どうしても「してやった感」が回避できない場面もあります。


相手の「してやったトーク」がしつこい場合、私は感謝の気持ちゼロの「ありがとうございます~」を連呼するだけの簡単なお仕事に従事すると決めていました。


「すごいだろ?」「助かっただろ?」みたいな質問に対しても答えになっていない「ありがとうございます~」で返すので、かろうじて理性が残っている相手なら「こいつ適当に対応してやがるな」と気づき「してやったトーク」は止まります。

また、たとえ気づかない相手だった場合でも、こちらの心理としては「適当に扱われてることにも気づかないバカ」と思えるので、まともに向き合うよりも苦痛が少ないのです。何回も言うけど、思うのは自由。

断れるなら「あ、大丈夫です」でワンターンキル

相手から「してやろうか?」「手伝ってあげるよ」と声を掛けられたときは、にっこり笑って「結構です」と断りましょう。


もちろん最大級レベルのトラブルに見舞われ猫の手も借りたいほどの状況であれば、変な意地を張らず「お願いします」と言うべきです。

しかしそうでもない感じなら、あなたの優しさを無駄遣いしてまで相手の空気を読んであげる必要はありません。


たとえ相手がやいやい言っても「手を煩わせるのも申し訳ないので」「すぐ片付きますので」と言っときゃおーけー。

そう言ったって何としてでも「してやってる感」を出したい相手は、結局勝手に一枚噛んできたりしますが、相手が勝手にやったことなら後でドヤ顔されたとて軽くあしらえます。

自分も「してやってる感」を出さないように気をつけたい

自分も「してやってる感」を出さないように気をつけたい

仕事で「してやってる感」を出してくる人って、まあまあウザいし大変だよねという話でした。


しかし私は「してやってる感」を出したくなる気持ちがわからんでもないのです。

自分的に頑張ったことは誰かに自慢したくなるし、周囲から「すごい」と言われればやっぱり悪い気はしない。


ですが、そういうのは「してやっただろ?」と自己アピールしてまで得るものではないですよね。


仕事で「してやってる感」を出している人と出会うたび、自分も気づかぬうちに同じ轍を踏まないようにしようと少しだけ気持ちがしゃきっとします。



「思うのは自由だが、言うのは必ずしも自由じゃないのさ」

って銀英伝のヤンウェンリーも言ってましたし。


んじゃまた。