何でも自分でやる上司の心理と対処法【部下の仕事を奪う】

何でも自分でやる上司の心理と対処法【部下の仕事を奪う】 仕事
記事内に広告が含まれています。

「自分担当の仕事を、何故だか上司がやってる」「全員でやる予定だったプロジェクトを、気づいたら上司が一人でやってる」

世の中には、何でも自分でやりたがっては部下の仕事を奪う上司がいるようで。


ひょんなことから中間管理職になってしまい、何でも自分でやってしまう上司と、そんな上司にイライラMAXの部下に挟まれて、毎日サンドイッチの具みたいな気持ちで過ごしています。こんにちは、どぶのごみ子です。


何でも自分でやる上司と一緒に仕事をすると部下は

「俺の仕事奪わないでくれよ!」

「私には安心して仕事を任せられないってこと?」


とイライラしたり、自信をなくしてしまいますよね。


というわけで今回のテーマは「何でも自分でやる上司の心理と対処法」です。

スポンサーリンク

何でも自分でやる上司の心理

何でも自分でやる上司の心理

どうして何でも自分でやっちゃうの?と上司に疑問を持っている人も少なくないでしょうが、上司には上司の複雑かつめんどくさい気持ちが作用しています。

自分が一番仕事ができると思っている

自分のことを仕事ができる、頭がいいと思っている上司は「自分でやった方が早い」と部下を使わず何でも自分でやってしまう傾向があります。


確かにこのタイプの上司は仕事がよくできたりしますが、上司としての能力は皆無で、根っからのプレイヤータイプです。



行動基準が「いかに効率よく業務を完遂させるか」なので、結果して見ておらず、部下を育てることや部下のモチベーションについては何も考えていません。

部下を信用していない

自分の部下は大丈夫だ、きっとやってくれるはずだ、とどうしても思うことができない、ちょっと人間不信気味な上司も何でも自分でやろうとしてしまいます。



上司は「部下のミスを尻拭いしたくない」という思いが強く、極力何でも自分でやろうとするので、そんな態度を受けて当然部下も上司を信用することはありません。


例え部下に何か仕事を頼んでも、状況を逐一細かく報告させたり、自分のやり方を強要させたりと、マイクロマネジメント気味に部下を管理するため、部下を精神的に追い詰め退職に追い込むこともしばしばです。

うざすぎる!マイクロマネジメント上司を経験して分かったこと
あなたは、細かすぎる上司に出会ったことはありますか? 例えば 「ワードの文字を1...

「すごい上司」アピールがしたい

出世願望や承認欲求が強すぎる上司も、何でも自分でやろうとしがちです。

とにかく周囲に「すごい」「頑張っている」と思わせるために何でも自分でやってしまおうとします。


常に自分のことしか考えておらず、大きな仕事であればあるほど手柄を立てるため何でも自分でやろうとします。



また、何でも自分でやってしまうだけでなく、自分のミスを部下になすりつけたり、部下の手柄を横取りしたりすることも厭わないので、当然部下は離れていきます。

スポンサーリンク

何でも自分でやる上司の対処法

何でも自分でやる上司の対処法

何でも自分でやる上司の部下になってしまうと、仕事のスケジュールが崩れやすく、動きにくいです。

そんな時に取れる対処法は主に3つ。

  • 社内評価を上げる
  • 声掛けをする
  • 上司にやらせる

適度な距離感を保ちつつ、うまく対処しましょう。

社内評価を上げる

自分の評価を上げ、発言力を上げ、上司をムリヤリ動かしてもらう方法です。

仕事で大きな成果を上げられればそれが一番ですが、それよりも効果があるのが周囲の信頼を地道に積み上げ社内評価を上げること。


仕事だけできても「あの人仕事は出来るんだけどね~」と言われて終わります。

社内評価は業務遂行能力だけで決まるものではありません。


雑用でも何でもきっちりこなしていれば社内の評価は必ず上がるはずです。
そうなると何でも自分でやる上司に「あの部下をもっと使ってみたらどうだ?」とさらに上層の人間から打診が入るかもしれません。

声かけをする

何でも自分でやる上司に「私はあの仕事しますね」とか「この仕事終わりました」とか声をかける方法です。

ここでの目的は報・連・相ではなく、何でも自分でやってしまう上司の協調性のなさを周囲にアピールすること。


上司が一人で終わらせてしまった仕事でも、自分の管轄のものなら「今から~しますn・・・あれっ!?終わってる!?」と、わざと大きな声で言ってみるのをオススメします。急に手が空いてどうしよう・・・みたいな演技ができれば尚良し。


少し根気が要りますが、何度も繰り返すことで何でも自分でやる上司のマネジメント能力に指導が入る可能性が高いです。

上司にやらせる

上記2つは上司に変化を求める方法でしたが、こちらは上司を受け入れる方法です。

上司がそんなに自分で何でもしたいと言うのなら、いっそ上司に全部やってもらいましょう。


自分自身することがないならこっそり仕事をサボればいいと思いますし、サボるのが心苦しいのであれば自ら雑用を引き受けたり忙しそうな人のフォローにまわれば暇な時間も減らせます。


私は何でも自分でやる上司に対して「私の上司は頑張り屋だなあ~」「やらないといけないことが減ってラッキーだなあ~」と毎日ぼんやり眺めています。

上司の仕事は何でも自分でやることじゃない

上司の仕事は何でも自分でやることじゃない

そもそも、上司の1番の仕事って何ですか?
自分で何でもやろうとして部下の仕事を奪うのが、上司の仕事ですか?


んなわけねえ。


色々あるとは思いますが、上司の1番の仕事はリーダーシップとマネジメント能力を発揮することです。


目標に向かって部下を導くリーダーシップ、目標達成のため部下の業務を管理するマネジメント能力、上司にはこの2つの能力が必要です。


しかし、何でも自分でやってしまう上司は、このどちらの能力も発揮できていません。全部一人でやっちゃうんだから能力発揮の場を上司自らが潰しています。



何でも自分でやってしまうという行為は、部下が育たず会社に不利益を与える行為だと上司が自分で気づかないとなかなか改善されるものではありません。

日本の会社はまだまだ年功序列で物事を考えることも多く、残念ながら人を束ねる能力がないにも拘らず肩書きだけ立派なものがついている人が多くいます。



何でも自分でやってしまう上司が原因で、「転職」「退職」が脳裏をかすめることもあるかもしれませんが、残念ながら何でも自分でやってしまう上司は世の中に多く、転職した先でもまた同じような上司に出会ってしまう可能性はわりと高めです。


本当につらい場合は転職するのもアリですが、うまく対処法を見つけてやり過ごすのも手かな、と思います。



一緒にがんばりましょう。



んじゃまた。