ごしゅうしょうさま

日記
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ここ最近の私には、いろいろ変化がありました。

前住んでいた場所からそう離れてはいないけれど、新しい町に引っ越したのです。

急な引っ越しを決めたのは、実家を出てから通算16年で2度目の再会、母が住所を突き止めて突撃してきたからでした。

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冷静になれよミ・アミーゴ

詳しく書くとムカつくのでやめますが、ざっくりまとめると訪ねてきた母の主張は「よそ様の家庭の仲良し親子を見て羨ましくなったから、今から友達になりたい」「あとついでに(絶対ついでじゃない)金が欲しい」でした。


死ねや。


と即座に思いましたが、人間の遺伝子には母を求める本能が組み込まれているのでしょうか。

私の頭の片隅に「ここで突っぱねると母がかわいそうでは?」「母に優しくしてあげたらいいのでは?」という考えがそよ風のように生まれました。

しかし私は18歳で家を出てからここまで、時たま他人の親切に助けられながらも基本は一人で、一度も親を頼ることなく生きてきたのです。

親抜きでも何とかやってこれたここまでの日々のおかげで、私は私の判断に自信を失くさず済みました。

「一度屈したら終わりだぞ!」「お前はお前の幸せだけを考えるんだああああ」という考えが花嵐が如く脳内に吹きすさび、母にビクビクしながらも断固として要求を受け入れなかったのです。


そんな私に母は、同情を誘うようなことを言ってみたり、挙げ句悲劇のヒロインぶって泣いてみたり、その後は逆上してキレ散らかしてみたり。

私は忙しそうな母を見て絶望的な気持ちになりながら、なぜか「青春アミーゴ」のAメロ部分に思いを馳せていました。まじ謎。

音楽の好みは13〜16歳の間に聴いた音楽で決まる説がありますが、私においてはちょうどその時期に「野ブタをプロデュース」が流行ったことにより、ここぞという大事な局面でジャニーズトンチキソングが頭をかすめる仕様になったようです。


その後、プリプリし続ける母にいい加減うんざりした私は、会合場所だった自宅近くのコメダ珈琲から逃げるように飛び出して、その足でつーかちょっとそこまで行くとき用の変なスリッパのまま不動産屋に行きました。

そこからは、普段の腰の重さが嘘かのような怒涛の行動力を見せ、過去最短記録での引っ越しを実現。

今はまたいつもの腰激重族に戻ってしまったのでなかなか荷解きできず、大量の段ボール箱に囲まれて暮らしています。

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スピーカーが壊れてると思ったら私の耳が壊れてた

爆速で引っ越し準備をしていた頃、急に左耳の聞こえが悪くなりました。

しかし私はかつて母に左側頭部をカチ割られた際に鼓膜にも傷がつき、それ以降日によっては左耳だけ耳鳴りがしたり聴力が落ちたりすることがあったのです。

さらに我が家のスピーカーは数年前から壊れかけており、2個あるスピーカーのうちどちらか一方から音が出なくなる事象が定期的に起こっていたので「なんか耳の調子悪いな~」「またスピーカーがイカれてら」などと楽観視していました。


ところが引っ越しが終わって新居にも構わず抜群の寝穢さでぐっすり眠って目覚めると、左耳がほとんど聞こえない事態に。

全く聞こえないわけではないのですが、左耳だけすんげぇノイズのひどい音源をめちゃくちゃ小さな音で聞かされているようです。


壊れてるんスピーカーちゃうやん。私の耳やーーーん。


と私は私に激しくツッコミました。これが関西ソウルです。

本が好きだから目は両方見えていてほしいけど、耳は片方が生きてるならまぁいいか的な考えでそこからさらに放置するという愚行に走り、意外な煩わしさに耐えきれず病院に行ったのが最初の異変に気付いてから約1か月後。

突発性難聴と診断されて現在全力治療中ですが、放置期間が長かったせいで聴力が完全に元通りになる望みは薄めだそうです。

突発性難聴とな

さてはて人生で初めてかかった突発性難聴、毎日点滴に通わなくちゃならねぇほど大変な病気だとは知りませんでした。

私はたとえ医療行為でも「他人に針を刺される」のが大変苦手なので、戦地に赴く戦士のように険しい顔で毎日点滴をぶっ刺されています。

ちなみに、早めにお医者にかかって症状が軽ければ投薬治療という選択肢もあるとのこと。皆様は異変に気づいた時点ですぐに病院に行ってください。

突発性難聴はウイルスとかストレスとか睡眠不足とかでなるらしいですが、なんか原因が多岐にわたっているので、とりあえず心身が不調だと発症リスクが高まるのでしょうね。

引っ越しでバタバタしていたし、久しぶりにした母との会話の思い出がボディブローのように何度も効いてくるしで、ストレスが一番あり得そうな原因に思えますがこれいかに。

まあ多少の不便はありますが、幸い私は音楽好きでも耳を酷使する職業に就いているわけでもないので、最悪このままでも仕方ないかなと思っています。


聞かぬなら、それでもよいわ、ひだりみみ。

通院で毎日外に出ていれば、出不精の私も新しい町に早く馴染むでしょう。


んじゃまた。