あまり頻繁に自己紹介するのも、主張が強すぎて怖いじゃないですか。なので日記ブログでは冒頭の名乗りを省略します。
さてさて。
「好きな動物は何ですか?」と聞かれると、なかなか一つに絞れません。
ゾウ、猫、魚類、タコは特に好きで、ゾウやタコは難しくても猫と魚はいつか飼ってみたいです。
今から1週間ほど前、そんな私にあるお声がかかりました。
突然の「猫いりませんか?」
今から少し前、知人から突然「どぶのさん、猫いりませんか?」と訊ねられました。
何でも、知人の家で飼われている猫が子供を生み、子猫の引き取り手を探しているそうです。
知人は以前私が「猫いいですねぇ」「いつか飼ってみたいです」と言ったことを覚えてくれていて、わざわざ声をかけてくれたのでした。
巷では「独身がペットを飼ったらいよいよ結婚できない説」が囁かれていますが、私はペットの有無に関係なく結婚できないので、そこに関しては何も問題ございません。
しかし「いつか飼ってみたい」という言葉に嘘はないものの、そのいつかが急に目前に迫ると人はうまく対応できないわけで。
私は即答できず、1週間ほど検討させてほしいと伝えました。
独身、猫を飼うか悩む
「猫を飼わないか」と声をかけられてから、私はいろいろ考えました。
仮に猫を飼うことにした場合、住む場所については転居が必要ですが、ペット可の物件に引っ越せばいいだけなのでさしたる問題ではないでしょう。
幸か不幸か私は大概家にいますし、猫の不調などにも気づきやすそうです。
飼育費用についても調べ、恐らくここもクリアできそうでした。
子どもの頃、家には猫がいたので、生態や飼い方についても一通りの理解があります。
ただ一つ、私は「猫が死ぬまで自分がちゃんと生きるのか」という点だけ、自信がありません。
首には縄がかかっていて、あとは足元の台を蹴り飛ばすだけ。
私は常にこんな気分で生きており「いざとなれば死んじゃえばいいや!」と思えたから、何とか今日まで生きてきました。
こういう本音を書くと心配して「メンクリに行ったほうがいいのでは…」と助言してくださる方もいますが、そんなところへ行って命が延びたらたまったものではないので行きません。優しさだけ受け取ります、ありがとう。
猫は順当にいけば10年以上、うまくいけば20年程度も生きるといいます。
何やかんやとここまで生き延びた私なので「このまま老衰や病死するのではないか」と思える日もあるのですが、それでもまだまだ自分の命に自信が持てません。
自分の命にさえ自信がない奴が、自分以外の命を手にするなんて無責任です。
いつかを夢見て今日も一人
結局、子猫についてはお断りしました。
可愛い生き物は心のよすがですが「可愛いから」「心の支えになるから」だけで、命を扱うのは軽薄だと思います。
生き物を飼うならその子の一生を担う覚悟が必要で、今の私には覚悟がありませんでした。
猫は可愛いし一緒に暮らせたら毎日が楽しそうですが、今の私はまだ一人でふらふら生きていたいようです。
「一人と一匹」になるのは、いつかの夢。
んじゃまた。