好きか嫌いかだけで職場の人を判断してみたら「全員嫌い」なんて結果になることはままある話ですよね。
ただこの手の感情をネットにぶつけると「職場の人が全員嫌い?さぞおつらいでしょう?さあ転職しましょう!」みたいな記事がたくさん出てくるんですが、
そうじゃねえんだよ。
と毎回思っています。こんにちは、どぶのごみ子です。
もちろんそういった記事が、職場の人が全員嫌いなことを理由に転職を考えている人にブッスブス刺さる内容であることは百も承知です。
ただ私はいきなり転職という運ゲーに賭けるのではなく、まずは「全員嫌いな職場でほどほどにやり過ごす方法」が知りたい。
ということで今回のテーマは「職場の人が全員嫌いだと仕事いくの超ダルいよね?」です。
職場の人なんて全員嫌いで全然オッケー
だと思っています。
つまり、嫌いな感情を「悪いことだ」と思ったり、無理して好きになる努力をしたりする必要はないということ。
なぜなら、職場の人全員のことが嫌いでも仕事は全然回るから。
もちろん気が合う人同士で一緒に仕事をしたほうが、お互い心地よく働けて仕事の効率は上がるでしょう。
でもそうじゃないからといって、ちっとも仕事が進行しないというわけでもないはずです。
自分も相手も大人な対応ができる場合は、たとえお互いが嫌い合っていても業務の会話はできますし、それだけで仕事は回ります。
そもそも「好きになっちゃった♡」というワードは世間で可愛いともてはやされるのに、「嫌いになっちゃった♡」と言うとネガティブだ!と非難されるのもいかがなものか。
職場はあくまで仕事をする場所。
よって、職場の人のことなんて好きでも嫌いでも何でもオッケーです。
場合によっては問題がある場合も
職場の人なんて全員嫌いで全然オッケーです
…が!それは「全部オッケー」を意味する言葉ではありません。
それどころか、場合によってはちっともオッケーではないのです。
例えばこんな時。
- 心身の具合が悪くなるほど嫌いな時
- 嫌い過ぎて業務に支障が出てる時
- 嫌いになった原因がいじめやブラックな社風のせいだった時
まだまだあると思いますが、とりあえず本人が「嫌い過ぎてもう無理だ!」と本気で思ったなら、誰が何と言おうとオッケーではなく対処が必要です。
異動を申し出るなり、それこそ転職を検討するなり、間違っても「オッケーオッケー!」と自分に嘘をついて堪えないようにしましょう。
職場の人を全員嫌いになる原因
職場の人全員を嫌いになる原因として、私が考えたのは以下3つ。
- あなたが人間嫌いだから
- 仕事してればそういう気分になる時もあるから
- シンプルに職場の空気と合わないから
1つずつ考えていきます。
あなたが人間嫌いだから
「そもそも人が苦手」
といって、他者との付き合いを避けがちな「人間嫌いの人」は一定数でいるもの。
人間嫌いについて詳しく書いた記事はこちら
つまり人間そのものが苦手なので、職場の人だろうが何だろうが関係なく、だいたいの人が嫌いなわけです。
しかし、働かなければおまんまにありつけないため、嫌々ながらも職場に行き人と絡むしかありません。
結果ストレスが爆発し「あああもおおおおお!!職場の人全員嫌い!!!」という感情に至ります。
仕事してればそういう気分になる時もあるから
傍目には分からなくても人間の気分にはムラがあり「何となく物事全てがだるい…特に仕事は超だるい」と思ってしまう日もあります。
そしてそんな日ほど、ふと「あ、私ってば職場の人のこと全員嫌いだわ」と気づきがち。
普段よりも気分が落ちているので、ついぐるぐると思考を巡らせ、心の奥深くにしまっている自分の黒い部分にうっかり触れてしまうことが原因です。
しかも一度気づいてしまうと、気分が浮上した後でも「解決すべき課題」としてしつこく心に残り、いつしか「頭を悩ませる問題」へと進化します。
シンプルに職場の空気と合わないから
わちゃわちゃしてたり、コソコソしてたり、ピリピリしてたり、なあなあだったり。
どの職場にも、そこで働く人たちによってもたらされる特有の空気感が存在します。
そしてその空気感が肌に合わないと人は苦痛を感じ、その空気をもたらす他人を嫌いだと認識するのです。
職場の空気感なんて入社してから、しばらく経ってみないと分かりません。
だからこそ人は時たま、自分にちっとも合わない空気感の職場に入ってしまっては「職場の人間なんて全員嫌いだ!あんな職場滅びろ!」と叫びたくなるのです。
全員嫌いな職場で何とかやり過ごす方法4つ
とはいえ、職場の人が全員嫌いという理由だけで退職するのは勇気がいることです。
だって次の職場に行ったって、そこで働く人たちを嫌いにならない保証なんてないんだから。
なので、何とかしてやり過ごす方法を模索したところ、以下4つになりました。
とりあえず真面目に働く
本当に血眼になってヒィヒィ言いながら働く必要はありません。仕事なんて極力無駄を省いて結果を出し、どれだけサボれるかが勝負です。
しかし、周囲から「真面目な人」という印象を持たれると、いろいろ有利に働きます。
職場の人が全員嫌いだからという理由で
- 社内であんまり話さなくても
- 毎日定時に上がっても
- 全ての飲み会を欠席しても
とりあえず真面目っぽく働いているだけで「あの人感じ悪くない?」といわれるリスクが減るのです。
「仕事では役に立つから」という理由でちょっと採点が甘くなり、協調性のない振る舞いをしても「そういう人なのね~」で片づけてもらえる確率が上がります。
そうでなくても職場の人全員嫌いで面倒なのに、ピリピリされたり攻撃されたりしたらさらに面倒です。
真面目に働いている風をうまく装うことで、面倒な火の粉を回避できます。
誰かと1対1になるのを避ける
できるだけ職場の人と1対1になるのは避けましょう。
なぜなら、1対1の状況で話しかけられたら返事を返すしかなく、そのまま2人きりの会話がスタートしてしまうからです。
しかし嫌いな人と2人きりで会話すると、自分の意識を嫌いな人に一点集中させることになりとても疲れます。すんごく疲れます。(2回)
それどころか、その疲れは嫌いという感情をさらに増幅させる栄養源となるのです。
今後も続く職場での生活のためにも、できるだけ気力と体力は温存しなくてはいけません。
よって、とりあえず1対1になることは避けたほうが無難です。
愛想笑いと挨拶はしとく
やり過ごすためには、たとえ全員嫌いな職場でも「それなり」に見せる必要があります。
嫌いだからと職場の人全員を無視していては仕事が回りませんし、そうなれば当然上司からも注意され、さらに居心地の悪い思いをするでしょう。
そういう一切合切の面倒を回避するのに欠かせないのが、愛想笑いと挨拶。
とりあえず愛想よくしてれば何となく会話は成立しますし、挨拶さえしてりゃ人としての最低限のマナーはクリアです。
また、仮にトラブルに巻き込まれ誰かに難癖をつけられても「自分はやることやってますんで」と自己防衛に使えます。
見ざる聞かざる言わざる
職場の人に対して、できるだけ興味や関心を持つのはやめましょう。
職場の人が雑談していたら、意識をシャットアウトしたり音楽を聴いたりする。
職場の人のことが全員嫌いでも、絶対に社内ではそれを口にしない。
職場の人に意識を向けるのは仕事が絡んだ話の時か、個人的に自分に話を振られた時だけでOKです。
「職場の人が嫌いだ嫌いだ嫌いだ…」と意識を向けすぎると、自ら嫌いな人の情報を取りに行ってしまい、結果さらに嫌い度アップに繋がってしまいます。
嫌いな人がいない職場はない
職場の人が全員嫌いだと「こんなに多くの人を嫌いになる自分はなんて心が狭いんだ…」と自己嫌悪に陥るかもしれません。私はよく陥っています。
ですがまあ、嫌いな人がゼロの職場はほとんどない。
嫌いな人の人数が少なめか多めかの違いはあれど、だいたいどの職場にも嫌いな奴は生息しています。
なので職場の人全員のことが嫌いでも、多少は「金のため」と割りきってやり過ごすスキルを身に着けたほうが人生が楽そうです。
私が職場の人のことを嫌っているように、職場の人も私のことが嫌いかもしれませんし、そう考えるとある意味では両想いかもしれませんね。
職場の人間なんて皆まとめて大っ嫌いだ!と常に憎んでいると余計に疲れるので、私は深呼吸しないように気をつけながら、そっと同じ空気を吸う人生を選びます。(でも時々呪う)
ああ、あと全然関係ないけどこのブログ書いてる最中にお気に入りのPCキーボードにコーラぶっかけてキーボード壊しました。頭の中で林原めぐみの「よみがーーえーーれーーー!!!」がリフレインしました。はあ。
んじゃまた。