同じこと何回も聞いてんじゃねーよ、忘れるならメモ取れバカ!!と、イライラした経験ありませんか?私はあります。こんにちは、どぶのごみ子です。
【仕事でメモを取らない属性】の人っていますよね。
何なんですかね?
私はメモを取るタイプの人間なので、仕事でメモを取らない人と出会うたび「なぜメモを取らないんだろう?」と疑問に思っていました。
仕事でメモを取らない人について考えているうちに、
- そもそも仕事でメモって本当に必要?
- メモを取らない人はなぜメモを取らないの?
- 人にメモを取ってほしいときの対処法は?
とあれこれ考えが廻ったので、とりあえず手っ取り早く会社にいるメモを取らない人をたくさん観察してみました。ええ、相変わらず暇です、私。
暇つぶしがてら観察したことを踏まえて、今回のテーマは「仕事でメモを取らない人間って何なの?」です。
仕事するならメモは必要
冒頭でも書きましたが、私は仕事でメモを取るタイプなので、メモ必要派です。
勤続年数や役職に関係なく、自分にとって必要なことはメモを取るべきだと考えています。
その理由はざっくり3つ。
- 100聞いて、すぐに100覚えるなんて無理だから
- 後からメモを見返して、ゆっくり理解を深められるから
- 教えてくれる人の手間を最小限にするため
まず私は初めて聞く話や複雑な話を、一度聞いただけで全て理解したり把握したりできる神業めいた芸は持っていません。
また、取ったメモを後から見返したりまとめ直したりして、自分なりに理解を深めることで、仕事の出来は格段に変わると思っています。
というかそもそも、一度教えてもらったことを繰り返し質問する行為は、教えてくれた人に迷惑をかける行為です。あと単純に失礼。
教えられたことを一度でできるようにしようと懸命にメモする姿は、仕事を教えてくれる人への配慮でもあります。
メモ=紙に手書きである必要はない
たまに、是が非でも手書きメモにこだわっている人がいますよね。
私の会社にも、部下に手書きメモを取らせようと躍起になっている係長がいますが、メモを取る際、必ずしも手書きである必要はないと思います。
なぜなら仕事でメモを取る一番の目的は【メモを使って効率的に仕事を進めること】だから。
よって、本人にとって一番仕事がはかどる方法なら手書きじゃなくても問題ありません。
写真を撮るなり録音するなり、全てタイプしてテキストにまとめるなり、仕事の役に立ちさえすれば何でも可。
ただし、いくら本人が「この方法が一番自分に合っている」と言えど、非効率的だったり成果が伴っていない場合は変更する必要があります。
メモを取らない理由と、よくいるタイプ4つ
メモを取らない人は「メモの重要性を理解していない人」です。
「わざわざ書くとか面倒だし」
「後から見返しても意味不明だし」
「わかんなかったらまた聞けばいいや」
みたいな感じ。
これまでの人生で、メモを上手に使えた経験がないから必要性が理解できず、メモを取ろうとしません。
メモを取らない人によくいるタイプ4つ
自分の記憶力を過信するタイプ
「記憶力は案外いい方です」
「やりながら覚えるタイプです」
みたいなことを口走るタイプ。
自分に自信を持つのは結構ですが、それが原因で他人に迷惑をかけるのはやめてほしいです。
一度聞いただけで話の内容全てを完璧に覚えられるのなら、確かにメモなんて取らなくてもいいのですが、自分も含め、私は今までそんな特殊能力を持った人間に出会ったことがありません。
どうでもいいことはスラスラ覚えるくせに、大切なことはスコーンと忘れたりするのが人間の脳みそというもの。
メモの取り方が分からないタイプ
やる気も、メモを取る気もあるけれど、単純に「どうやってメモを取ればいいのか分からない」という理由でメモが上手く取れない人もいます。
- 教えられたことを一字一句メモしようとする
- 筆記用具を出してはいるものの一言もメモを取らない
なんて人は、もしかしたらメモの取り方が分からないタイプかもしれません。
教える側にとっては骨が折れる存在ですが、教え方次第ではめちゃくちゃメモを駆使して仕事ができるようになるので、一番伸びしろがあるタイプとも言えます。
究極のめんどくさがりタイプ
「どうにもこうにもメモを取るのが面倒。誰かに聞けば優しく教えてもらえるし、いっか。メモ取らなくて。」
というタイプです。BAKAYAROU!!
新人だからこれくらいは許される、ちょっと聞くくらいなら他人の手を止めさせても問題ない、という本人にしか分からない謎基準が存在しています。
他人の優しさにあぐらをかいたやり方で仕事をするので、職場ではわりと嫌われます。
また、実はメモの取り方すら分からないのだけれど、プライドが高いせいで分からないと言えずめんどくさがり屋のフリをしているという人もいるようです。正直もう何がしたいのかよくわかりません。
自分の不出来を他人のせいにするタイプ
「そんなに覚えさせたいなら会社側でマニュアル作れよ」
みたいなことを平然と言ってのけちゃうタイプ。まじで1回黙ってくれ。
マニュアルを作ってほしいと希望を出すのは自由ですし、他の人の役にも立ちそうな良い意見ではあるのですが、マニュアルがないから仕事を覚えないとふんぞり返るのもいかがなものかと思います。
そして、業務全てをマニュアル化するのは実質不可能です。
教える側、教えられる側両者の歩み寄りがなければ、仕事をきっちり理解することはできません。
仕事でメモを取らない人への対処法
「メモを取ってほしい」「もっと効率的に仕事を覚えてほしい」と感じる人と一緒に働くことになった場合、どう対処するのが正解なのでしょう。
メモを取るように声をかけてみる
誰でもまずはやってみる方法、
- 「メモ取らなくて大丈夫ですか?」
- 「結構難しいから、メモ取りながら聞いてね」
と声をかけ、メモを取るように促す方法です。
声をかけるだけなので誰でもトライしやすいという利点がある反面、聞き流されやすいという欠点もあります。
どうにもこうにも聞き流されるという場合は、もっと突っ込んで「筆記用具持ってますか?」「メモが取りやすいようにゆっくり説明しますね」と声をかけてみると少し効果が上がります。
穴埋め式マニュアルを作る
「どうしてもここだけは覚えてほしい」「ここを間違えられるとヤバい」と重要度ランキング上位の仕事については、本人の希望に関わらずマニュアルを作ってあげてもいいかもしれません。
ちなみに私が作る際には、少しでもメモを取ることを意識してもらうために、
- 穴埋め式にして大切なポイントは記述してもらう
- 気づいたことをメモできるよう全体的に余白多めにする
以上2点に気を付けてマニュアルを作っています。
メモを取るのが苦手な人の役に立てば幸いという思いも勿論ありますが、ぶっちゃけ、上から「あいつメモも取らないし仕事も覚えてないぞ!どうなってる!」とお叱りを受けた時に「あたくしはマニュアルを作って最善を尽くしましたのよ」と自己保身する用でもあります。
自分のメモを見せてみる
メモの取り方が下手くそなタイプには、自分が取ったメモを見せてみるのも効果的です。
「参考になるところがあれば、写したりコピーして使ってほしい」といって数日貸してみましょう。自分にとって不要なら、あげてもいいかもしれません。
「このメモ見やすい!」と思ってもらえれば、相手はメモの重要性に気づく可能性があります。…案外、こちらとしても責任重大です。
唯一の注意点は押しつけがましくしてはいけません。「よければどうぞ」くらいのテンションでいきましょう。
何度か声をかけたら、あとは引く
一通りメモを取るよう促したら、もうメモについて何かを言うのはやめましょう。
メモがなくて大いに困ればいい。そしてメモの大切さを身をもって学ぶといい。それでも分からないような奴ならもう知るか。
という精神で接します。
何故ならメモは無理やり取らせても無意味だから。
本人がメモの重要性に気づかないことには、メモを有効には使える日はきません。
声を掛けなくなったことで「困った!」とメモの重要性に気づくか「ラッキー」と引き続きメモを取らないかはその人次第です。
もしもそのまま、相手がメモを取らないスタンスを貫くならもう諦めましょう。
一緒に働く人全員が、自分の希望通りのやり方で仕事を進めてくれるわけではありません。
できる人がいれば、できない人もいるのが会社です。どうにもならねえ事はあるものです。
仕事のメモを取らない人まとめ
メモを取らない人と一緒に働くと、「メモ取ってないけど大丈夫か?」と心配になったり、「いやそれさっき説明したじゃん」とイライラしたりすることがあるかもしれません。
仕事でメモを取らない人は、メモを上手に使えた経験がない人です。
メモを使って成功したことがないから、メモを取ることに意味が見いだせないのです。
メモを取るようお願いして一時的に取ってもらうことは出来ますが、本人がメモを取る意味を理解できなければ、あまりいい効果は得られません。
「メモを取れ~メモを取れ~さもなくば呪うぞ~」とガツガツしつこくするのも気が引けますし、そのうちあなたが疲れ果てる未来が来ることは目に見えています。
できる限りの誘導はしますが、それでもメモを取ってくれない人がいたら、その時はもう諦めましょう。
会社には、ある一定数そういう人もいるものだと割り切った方が、こちらとしても気が楽になったりします。
メモを取らない人相手にあなたが、神経をすり減らさないよう祈っています。
んじゃまた。