おうおうおう。君ってばいい大人になっても、そんなわがままを言っちゃうのかい?君はベイビーちゃんなのかい?
みたいなわがままな人とも、時に遭遇するのが人生で。こんにちは、どぶのごみ子です。
出会ったシーンがプライベートなら、不幸中の幸い。私はテメーのママじゃねえと言って秒速アディオスをキメることができます。
…が、運悪く職場でわがままな人に出会ってしまうと、これがもうとにかく面倒くさい。
もちろん秒速アディオスはできないし、かといってママの代理なんて絶対イヤだし、でも結局おんぶにだっこだしで…絶望する要素しかありません。
ということで今回のテーマは「わがままな人に遭遇したら、できるだけ振り回されないよう自衛するしかない」です。
わがままな人が得をする職場は多い
私はこれから「わがままな人って嫌だよね」「職場にわがままな人がいたら私はこうしてるよ」という話をするんですが、その前に事実を1つ。
わがままな人が得をして、わがままを飲んであげる人が損をするのが会社です。
私のブログを最後まで読んでもこの事実がひっくり返ることはありませんし、じゃあ意味ないじゃん!とブラウザバックして他の記事を読んだって、結局あなたの身近にいるわがままな人の性格そのものが治るわけではないでしょう。
嫌われる・迷惑をかけるなどマイナス面もありますが、人を動かすことのできるわがままは「一種の力」です。
そして、力の強い少数の人間が引き起こした物事を、力の弱い大多数の人間でつじつまを合わすのが、世の中という場所だと思います。
なので今回は「得とか損とか言い出したら人生なんて割に合わない」がサブテーマです。
職場にいるわがままな人の特徴
職場のわがままな人の特徴をサクッと伝えるなら「何でも誰かが何とかしてくれると考えている、甘えた思考の持ち主」です。
そんな甘えた思考の持ち主がどのような行動を取るのか、もう少し補足します。
自己流で仕事をこなす
基本的にわがままな人はプライドが高く「自分は正しい」と思い込んでいる人が多いです。
そのため、決められたルールを簡単に打ち破って自己流で仕事をしてしまうこともしばしば。
自己流でも完璧に仕事をやってくれるのであれば何ら問題はありませんが、完璧じゃないから困るわけで。
ですが、指摘や注意をしたって自己流の仕事ぶりは改善せず、それどころか機嫌が悪くなるんだから困ったものです。
嫌な仕事は誰かに押し付ける
職場には、誰でもいいんだけど誰もやりたくなくて、でも誰かが必ずやらなければいけない嫌な仕事が大なり小なり溢れています。
そしてそういう仕事は本来、一緒に働く人と持ちつ持たれつ、分担しながらやるのが正しい在りかた。
しかし、わがままな人は違います。嫌な仕事、面倒な仕事には絶対に手を出しません。なんなら大きな声で「やりたくないです」とか言っちゃいます。
そりゃ「持ちつ持たれつ」もとい「持たれつ持たれつ」を堪能できるわがままな人は気分よく働けるでしょうが、周囲の人間はたまったもんじゃありません。
感情のセーブができない
わがままな人の特徴として「感情的」という点はとてもわかりやすいポイントです。
わがままな人ほど我慢ができず、些細なことで怒ったり不機嫌になったり、そしてそれを隠そうともしなかったりします。
まあね、社会人なんて毎日同じことの繰り返しとはいえど「仕事だるいなー。今すぐ帰りたいなー」みたいな、感情の波はあるものです。
ですが、その気持ちを仕事中前面に出すのはどうなのって話。
ちなみに、感情のセーブができないわがままな人は、人を慮る能力が欠けていることも多いため、本人には一切悪気がない場合もあります。悪気がない行動だから許すべきなのかというと、私はそうは思いませんが。
職場にいるわがままな人の扱い方
わがままな人といっても同じ職場の人間である以上、粗雑アンド粗末な扱いはできません。
とはいえ、丁重に扱うのも絶対無理。
丁重に扱えばわがままぶりに拍車がかかり、わがままな人の言動もこちらのメンタルブレイク度合いも加速します。
わがままな人には以下の3ステップで接すると、無駄ないざこざも起きず比較的穏やかに過ごせるはずです。
- 絶対に振り回されないと心に誓う
- わがままに付き合うルールを決める
- ルール外のことはハッキリ断る
1.絶対に振り回されないと心に誓う
まずは「絶対にわがままな人に振り回されない」と誓ってください。
心の中でそう決心するだけで、少しだけ判断能力がアップするはず。
わがままな人に振り回されると言っても「振り回されるしかなかった場合」と「自ら振り回ってる場合」とに分類されます。
「断ろうかどうしようかと悩んでる間に断れなくなり、結局振り回されるハメになった」なんてのは、自ら振り回される道を選んでいる人です。
確かにどう転んでも振り回されるしかない場面もありますが、自分を守るためにも回避できるわがままは積極的に回避する癖をつけましょう。
絶対に振り回されない、わがままに付き合わないと心に誓うことで、断るか否かを悩みにくくなり、「何となく」でわがままに付き合う回数を減らせます。
2.わがままに付き合うルールを決める
次に「ここまでは付き合ってあげる」というルールを決めておきましょう。
どれだけ本気でわがままな人には振り回されない!と誓っても、一緒の職場で働いている手前、全くわがままに付き合わなくて良くなるというわけではないためです。
例えば「自分が得意な仕事に関しては付き合う」「繁忙期なら許す」など、できるだけわがままな人が本領を発揮しそうなシーンを具体的に想像するのがポイント。
ちなみに私は心が広いので(いろいろ考えるのが面倒だったともいう)「自分が忙しくない状況」「始業のチャイムから終業のチャイムが鳴るまでの時間」わがままに付き合うと決めていました。
そのため、だいたいのわがままには付き合っていたつもりです。
ただし終業チャイムが鳴った瞬間に、預かっていた仕事もろもろ全て引き渡し、赤の他人へと変身します。
3.ルール外のことはハッキリ断る
最後は、決めたルールは、余程のことがない限り覆さないようにしましょう。
そう、わがままな人にハッキリNOを突きつけるのです。
せっかくルールを決めたのだから、守らなくては意味がありません。
ルールは自分が勝手に決めたマイルールに過ぎませんが、そのルールを引き合いに断れば、案外正当な理由として成り立つはずです。
「もう終業時間なので(わがままに付き合うことは)できません」
てな感じ。もちろん括弧の中をそのまま言うと揉めるので注意です。
空気の読めるわがままな人の場合、こちらがわがままに屈しない軸を持っていると察しただけで、わがままレベルを下げてくれることもあります。
損得だけを考えると自分もわがままな人になってしまう
上記の方法について、人によっては「ルールはあれど結局相手のわがままに付き合って損してるじゃん」と思うでしょう。
そうなんですよね。冒頭でも言いましたが、主義主張が通りやすいという面においてはわがままな人のほうが得です。
そしてこれはもう職場や人間だけに限った話でなく、生き物全般どの社会でもまかり通っている当然の仕組み。
ですが、人に無理を押し付け、人の悩みの種となり、人に恨まれてでも、自分の意思を貫き通す生き方が得だというのなら、私は損と呼ばれる生き方でいいです。
ただ「損してるなあ」と思いながら生きるのも癪ですし、何だか痛い人なので「そんなもんだなあ」と、折り合いをつけて生きる道を選択した次第。
サバンナの野生動物に生まれればソッコーで野垂れ死にそうな思考でも、人間界では迂闊に死ねませんし。
人生はスマホゲームみたいに、有利だとわかってることをただやればいいってもんでもないから面倒ですね。
あなたがわがままな人との関係性にうまく折り合いをつけて、職場の悩みから1つ解放されることを祈っています。
頑張りましょう。
んじゃまた。