親に肩代わりさせられた莫大な借金があるとか、苦痛が伴う不治の病に侵されてるとか、家庭内暴力に怯えながら暮らしているとか、会社で壮絶ないじめを受けてるとか、
そんなドラマティックで悲劇的な出来事に見舞われてるわけではないけれど、ただ平々凡々と生きるだけでとてつもなくしんどい。
「なぜ普通に生きるだけでしんどいのか」
「どうしたら生きるのがしんどくなるのか」
という疑問を抱えたままただ生きて、しんどい人生にもそんな生き方しかできない自分にもうんざりする。
そんなあなたに向けての記事になります。
こんにちは、どぶのごみ子です。
ということで、今回のテーマは「生きるのしんどすぎてヤバいんですけど、どうしたらいいですか?」です。
しんどい生き方しかできない人って、一定数いる
生きることにしんどさを感じない人も勿論いるでしょうが、世の中には「普通に生きるだけで、すこぶるしんどい」というしんどい生き方しかできないタイプの人間が一定数存在します。
かくいう私もその1人で、会社に行ってただ普通に仕事をするだけで、帰る頃には疲れて虫の息になってるし、休日に遊びに出かければ楽しい反面、帰宅後は疲れ果ててゾンビみたいになります。私は多分、息するだけで疲れたと騒ぐんだと思います。
だって生きるって
- 人間関係は面倒だし、
- お金持ちにはなれないし、
- 将来は不安だし、
- 生きる目標とか特にないし、
- 毎日だいたい同じことの繰り返しだし。
こんな感じに、ちょっと目を凝らせばそこら中にしんどいことが転がっているから。
「何気ない日々が送れてるいるだけでも、幸せに思え」
なんて声もあるし、間違ったことは何も言ってないのだけど、平和な国ニッポンとやらでは、何気ない日々と味気ない日々ってもはや紙一重じゃないですか。
何気ない日々を尊ぶのはたまにだからいいわけで、毎日毎日「何気ない今日を生きれて、私ってば幸せ者!」なんて高尚なこと思ってらんない。
生きるのがしんどいと感じる人の特徴
他者と共存するのが下手
人付き合いを嫌う性格の人や、コミュニケーション能力が低い人など、他者と共存するのが下手な人は生きるのに苦労し、しんどい思いをするでしょう。
その理由は簡単で、意思疎通が正しく行われないことで面倒な誤解が生じたり、その誤解が元で人に嫌われたりする確率が上がるから。
周囲の人と良好な関係を築けないことで孤独感も強く、しんどい思いをしながら生きることになります。
感受性が強く、繊細
感受性が強く、繊細な人も傷つくことが多く、生きてるだけでズタボロになってしんどいです。
感受性が強い人とは、外部からの刺激を人より多く受け取ってしまう人です。
空気を読む、人の気持ちを汲むといったことに長けている反面、それゆえに人に気を使いすぎてしまったり、自己主張が苦手だったりします。
たくさんの物事に気づけてしまう感受性の強い人は、その分受けるストレスも大きく、しんどいと感じる出来事も人より多くなるでしょう。
自分に自信がない、嫌い
自分に自信が持てず、自分のことを嫌っている人にとっての人生は、しんどい事この上ないものになるでしょう。
自分で自分のことを1ミリも信じられない、自分のことを一番嫌っているのは自分、という状況は、自らを追い詰めてしまいがちです。
他人にいくら認められようと「自分は無価値な人間だ」という思考が捨てられず、苦しみながら生きてしまいます。
変に真面目で、完璧主義
自分に対してストイックすぎる人も、自分とうまく折り合いがつけられず、生きててしんどいです。
自分を甘やかすことが苦手で、少しの失敗も許すことができないため、常に気を張っては常に疲れる、という困った生き方をします。
常に完璧を求める姿勢は周囲からも認められますが、当の本人はそれを受けてさらにプレッシャーを感じ、自らをどんどんしんどい生き方へいざなってしまいます。
生きてるだけでしんどい原因は考えるだけムダ
そもそもあなたが、生きてるだけでしんどいと感じる人になってしまった原因は何ですか?
生まれつきですか?育った環境のせい?それとも何かあなたを大きく変える出来事があった?
でも、それを突き止めたところで、楽に生きられるようになるのでしょうか。
多分だけど、ならないんじゃないですかね。
原因追及はさらにしんどくなるだけ
一切皆苦という仏教の教えをご存じですか?
字のままに読むと「何もかもぜーんぶ、苦しみ。」という並々ならぬ絶望をはらんだ一文ですが、これは「この世の何もかもは、自分の思い通りにならない。」という、並々ならぬとまでは言わなくても、そこそこに絶望を覚える教えです。
ただ、この教えには「一切皆苦を受け入れて、何かに執着したり自分だけに捕らわれすぎる愚かな生き方はいけませんよ」みたいな考え方もあります。
生きるのがしんどい話にもわりと通ずる部分があると思っていて、「あれが理由でこんなしんどい人生になった!ひどい!」と思うと、今のしんどさにプラスアルファで、誰かや何かを憎む新たなしんどさが生まれてしまいます。
自分がしんどく生きてしまう原因なんて、知ろうが知るまいがしんどい今の人生が変わるわけじゃありません。
過度な原因追及はするだけムダです。
しんどい人生を受け入れて、どう付き合っていくかを考えたほうがよほど道は明るいはず。
できるだけしんどくなく生きていく方法
しんどい原因はどうでもよくても、しんどい人生をぞんざいに扱うわけにはいきません。何か手を打たないとうっかり死にたくなっちまう。
ただ残念なことに、「これをするだけで、生きるしんどさを一気に解消できます!」なんて魔法のようなものは存在しません。
そんなもんが存在してたら心療内科はこの世から消えるでしょう。
なんとなく生きるのがしんどい人は、できるだけしんどくない生き方を自分で見つけるしか、生き延びる方法はありません。
ではどうしたら、できるだけしんどくなく生きられるのでしょうか?
生きるのはしんどいことだと受け入れよう
まずは生きるとはしんどいことである、というのを受け入れましょう。
「どうせ私なんてしんどい人生しか送れない」みたいに悲観的になる必要はありません。
しんどいと、つい生きるのが下手な自分に絶望したり、嫌ったりしてしまいがちですが、そんなことをすればますますしんどい思いを抱えるだけ。
生きるのはしんどいことで、それ以上でも以下でもないと受け入れることが第一歩です。
生きる上で一番しんどいものを探そう
しんどい生き方と上手く付き合うために、自分にとって何が一番しんどいのかを探りましょう。
「生きるのしんどいなあ」と思うたびに、何にしんどいと思ったのか?と自分なりに分析することを繰り返します。
何度か行うと自分が一番嫌がっているものが見えてくるはずです。
自分にとって一番しんどいものを把握すると、それを避けて生きるという新たな生き方の選択肢が加わります。
まずは一生懸命、生きる上でしんどいと思うものを探してみてください。
しんどいものはできるだけ回避しよう
生きていくうえで一番しんどい事柄が分かったら、それを回避する方法を考えましょう。
例えば人付き合いが一番しんどい私は、無理して人付き合いするのをやめました。
会社の飲み会は万年欠席だし、友達だろうがなんだろうが急な誘いには決して乗りません。
ブスでしんどい、貧乏でしんどい、自分が嫌いでしんどい…生きるのがしんどい理由は人それぞれでしょうが、それを解決する方法はなくても、そう思わなくて済む方法は探せばあると思います。
あくまで解決は目指しません。しんどいと感じる出来事を全力で回避するだけです。
どうしたって回避できない物事ってのも生きてりゃあるんですから、回避できるものは回避して、できるだけ自分を守りましょう。
生きるのがしんどい、あなたへ
「生きていてしんどい人」を正しく言い換えるなら、「生きることをしんどいと感じる感性を持った人」だと思います。
感性とは刺激を受け止める感覚的能力のことで、そこに自分の意志は関係ありません。
あなたが生きていてしんどいのは、あなたの怠慢ではありません。
人より疲れやすいという、ただの事実であり悪いことではないのです。
しんどくてもどうか、そんな自分を受け入れて生きてほしいと思います。
また、しんどいものを回避する姿を「逃げてるだけだ」という人もいますが、自分を危険に晒すものから逃げて何が悪いのでしょうか?
どこぞのシンジみたいに、「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ…」と言いながら、ひたすら耐え忍ぶ人生なんて送らなくていいです。
自分を苦しめるものは積極的に回避しましょう。
ただ、一点気を付けてほしいのは、回避しようとするあまり攻撃に走ってはいけません。
しんどい生き方と上手に付き合って、できるだけしんどくなく生きていけたらいいですよね。
そこら中に転がっているしんどいことなんか、直視しなくていいんです。
私は近視なんですが、昔キャバクラで働いてた時はいつも裸眼でした。その方がお客さんが全員イケメンに見えて、都合がいいので。
しんどいけど、ぼちぼち生きていきましょ。
んじゃまた。