- キャバクラでバイトしてみようかな
- がっつりキャバクラで稼ぐしかない!
てな感じで、夜の仕事が頭に浮かぶこと、女性なら一度くらいあるんじゃないかなと思います。
こんにちは、どぶのごみ子です。
突然ですが、キャバクラが好きです。
働くのも、お客さんとして行くのも好きです。
私は過去に5年以上、場所を変え店を変え転々とキャバクラ嬢をしてきました。
ちなみにその後は約1年間、好きが高じて黒服として裏方のお仕事までしました。リスト・キャッシャーと呼ばれるお仕事です。
現在は完全に卒業してしまいましたが、今でも水商売という世界は大好きです。色々あるけど、色々あるから、楽しい世界だと思います。
ということで今回のテーマは「キャバクラで働くメリット・デメリット」です。
キャバクラで働きたいけど不安・・・という方に向けて、私がキャバクラで働いて感じた色々をお伝えできたらと思います。
キャバクラで働くメリット
給料がいい
まあ何といってもこれですよね。
キャバクラ最大のメリットと言ってもいいのがお給料。
時給が高いのはもちろんですが、同伴をしたりお客さんにボトルを卸してもらうことでバック(インセンティブ)が発生するので、自分の頑張りがそのままお給料に反映されます。
もちろんヘアセットやドレス代、送り代など、キャバクラだからこその出費もありますが、それでも一般的なアルバイトよりも高額な給料を手にすることができます。
人生経験になる
普通に暮らしているだけでは出会えないような人がお客さんとして来店したり、自腹では一生食べる機会がないような高級食材を食べさせてもらえたり、といったような刺激的な体験ができるのもキャバクラで働くメリットです。
お金や物はなくなったり壊れてしまったりする可能性もありますが、刺激的な体験は間違いなく人生経験として自分の中に残ります。
コミュニケーション能力が上がる
ごく稀に、一向に上手くならず一生地蔵のようになっている女の子もいますが、基本的にはキャバクラで働くと、コミュニケーションを取るのが上手くなります。
ペラペラと話すのが上手くなるというよりも、相手のことをよく見て、相手に合わせた会話ができるようになる能力、といったほうがわかりやすいかもしれません。
案外、この能力はキャバクラを卒業してからの生活で役に立ちます。
結局どこに行っても何をしても人間関係はついてまわりますから。
シフトが自由
一般的な会社やアルバイトでは「会社が終わった後の3時間だけ働きたい」とか「旅行に行くから三か月休みたい」なんて言おうものなら周囲の人からわりと白い目で見られますが、キャバクラでは繁忙期じゃなければ長期休暇もOKです。
ちょっとシビアですが理由は、
お店の女の子からすればあなたがお店を休む=ライバルが一人減るだけの話だから。
出勤人数の確保という仕事を任されているボーイさん的には困ることもあるのですが、きちんと前もってお願いすれば却下はされることは基本的にありません。
自分のやり方で仕事ができる
キャバクラで決められていることは華美な見た目で、お客さんを満足させてお金を払ってもらうことなので、接客や営業の方法に明確なルール・マニュアルはありません。
極端な例を出すなら、お客さんさえ良ければ接客中一言も喋らなくたっていいですし、全く営業をかけなくてもいいです。
・・・さすがにそんな仏のようなお客さんを私は見たことありませんがw
勿論どんな接客にするか等は自分で考える必要がありますが、裏を返せば「これだけは嫌だ」と思うような接客や営業は確実にしなくていいということ。
一般的な会社やアルバイトあるあるの「この作業って時間の無駄じゃん」みたいな仕事はしなくていいです。
キャバクラで働くデメリット
金銭感覚が狂う
キャバクラで働くと金銭感覚が狂って、金遣いが荒くなる人が多いです。
かくいう私もキャバクラ時代はひどいタクシー病で、ほんの数百メートル先のコンビニに行くだけでもタクシーを使っていた時期がありました。ほんとバカ・・・
本当人間っていうのはどうしようもない生き物で、ちょっと小金を手にするとすぐに無駄遣いしようとします。
節約しすぎも心に余裕がなくなるので考え物ですが、計画的にお金を使う心がけを忘れるとキャバクラを卒業した後一気に貧乏になってしまうので注意しましょう。
時間がなくなる
キャバクラの求人を見ていると労働時間の項目が【20:00~1:00】とかになっているので「時短労働で稼げるんだ!」と思う方もいるかもしれませんが、
キャバクラで稼ごうと思ったら営業活動をする必要があります。
キャバクラの営業とはお客さんと電話をしたりLINEをしたり、プライベートの時間に連絡を取ることです。
お客さんに合わせて営業をかけるとなれば、例えLINEといえど意外と時間がかかります。
お店に出る時間は短くても、裏で営業をする時間が長く、自分だけの時間はなかなか取れません。
病む
キャバクラ勤めで病む理由はだいたいこんな感じです。
- ノルマと売り上げ競争がしんどい
- 変なお客さんがウザい
- ネットの掲示板で叩かれる
- 夜の人間関係に疲れる
正直、しょうがない部分も大きいです。
こういうしんどい思いをすることを見越して、高い時給が設定されているのです。
また、水商売の世界で病まないようにするには簡単に人に流されないこと・自分をしっかり持つことが大切です。
賃貸契約ができないことがある
キャバクラ一本で生計を立てている場合、賃貸物件の契約審査に通らないことがあります。
家を貸す大家さんからすれば、お給料が固定給ではないキャバクラ勤務は、「収入が不安定な仕事」というイメージだからです。
また、キャバクラ勤めの人は活動時間が深夜になるのが目に見えているので、生活音で近隣住民とトラブルになる可能性が高いと見なされることもあるそう。
しかし繁華街に近い物件を選んだり、家族に保証人になってもらったりすることで、キャバクラ勤務でも家を借りられるケースもあります。
また最近はナイトワーク専門の不動産屋さんも存在するので、多少借りにくい思いをすることはあっても全く借りられないということはありません。
将来が不安
「一生水商売で生きていく!」と心に決めている人や「あくまでキャバクラは副業である」と心に決めている人の場合は問題ないのですが、一生キャバクラで働く気はないもののキャバクラ一本で生計を立てている人にとっては、将来への不安が一番のデメリットになると思います。
正直、水商売をずっと続けられる人って少ないです。
精神的に疲れてしまう人も多いですし、何よりお酒の飲みすぎで胃とか肝臓がボロボロになる人が多いんですよね。鯨飲ヨクナイ。
また、よほどの売れっ子にでもならない限り、数年のキャバクラ勤務で一生暮らせるほどの大金を稼ぐのは不可能です。
キャバクラを辞めた後どうするのか、という不安は常に付きまといます。
個人的にはキャバクラで働いてよかった
ここまでキャバクラで働くメリット・デメリットの両方についてお話ししましたがいかがでしたか?
ステマ感が出ると嫌だったのでメリットもデメリットも同じ数を出しましたが、私は個人的にキャバクラで働いてよかったと思っています。
なぜなら単純におもしろかったからです。
夜の世界でしか会えない人、見えない景色を直接見ることができたのはいい経験になりました。
もしも今、キャバクラで働こうか迷っている方がいたら、私は「ぜひやってみて下さい」と声をかけたいです。
何事も経験しなければ本当のところは分かりませんし、合わなかったら辞めればいいだけですから。
辞める時はキレイに辞めるのが理想ですが、飛んだところで夜の世界では日常茶飯事すぎて誰も気に留めないのであまり気にしなくて大丈夫ですw
また、もしもキャバクラを辞めて昼職に転職したくなったときは、よければこちらの記事もご覧ください。
もしも実際働いてみて「こんな時どうすればいいの?」とか「こんなことがあったから聞いてよ!」とか、何かあればお気軽にご連絡ください。
それではまた次の更新でお会いできれば幸いです。