怒りながら仕事を教えるのは無意味。その理由と怒りたくなった時の対処法

怒りながら仕事を教えるのは無意味。その理由と怒りたくなった時の対処法 仕事

仕事をしてると「指導」と称して、部下や後輩をコテンパンに怒る人に出会うことがあります。


怒鳴る、物に当たる、ネチネチ嫌味を言う…怒り方はそれぞれですが、仕事でマジギレしてる人を見るたび「すげー無意味なことやってんな」というのが私の感想。こんにちは、どぶのごみ子です。


指導という言葉に逃げて、後輩に個人の感情をぶつけないこと。


これは、短気な私が後輩指導をする中で絶対的かつ最難関ミッションでした。

仕事で後輩指導を任されるたび、まるで沸騰したヤカンよろしく、カンカンに煮えたぎった怒りを後輩本人にぶつけたい衝動に駆られたことはたくさんあります。


ですが、やっぱり何をどうひっくり返して考えても、怒りながら仕事を教えるって超絶無意味だと思うのです。

ということで今回のテーマは「怒らないほうが案外部下との関係もうまくいく」です。

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仕事で怒りながら指導するのが無意味な理由

仕事で怒りながら指導するのが無意味な理由

どうして仕事で怒ると無意味なんだ?と自問自答してみたところ、3つほど理由を思いつきました。

  • 部下から嫌われるから
  • 疲れて仕事の効率が下がるから
  • 得られるものが何もないから

ちなみに、これら細々した理由をサクッと端的に伝えるなら「生産性がなく無意味だから」です。

部下から嫌われる

上司から部下に怒ることはわりと容易いですが、部下から上司に怒ることは容易くありません。

そんな当たり前のことを前提で、一方的に怒られる役を自分に強いる上司を好きになる部下はいないのです。



そもそも指導って、ガツガツ怒って相手を落ち込ませることじゃない。

読んで字のごとく、目的や目標を指し導くことを指導というと思います。


「それだけじゃ部下はついてこない!」「部下から嫌われるのを恐れていたら何もできない!」なんてことを上司諸君は言うかもしれませんし、それも間違いではありませんが、部下から全力で嫌われた挙句

ホウレンソウを省略したがる、言われたことしかしない、節々に反抗心がにじむ態度で接してくる…。


このような態度を取られて困るのは、結局上司本人です。


部下の教育や後輩の面倒を見ることを任されている人自らが、教育や世話焼きをしにくくなる行為に出ることは最高に無意味だと思います。

疲れて仕事の効率が下がる

「怒り」はシンプルに仕事の効率を下げます。


だって怒るとめちゃめちゃ疲れない?


「相手が憎い」とか「むしゃくしゃする」という感情だけでなく、悲しいとか悔しいとか虚しいとか、色んな感情がない交ぜになって人は怒るので、怒ると感情の情報量が多すぎて脳が疲れます。

また、怒ると動悸がしたり暑くなったり顔が真っ赤になったりしますが、あれは自律神経が乱れて心拍数や血圧が上昇しているからだそう。



結果、怒ると心身ともにめっちゃエネルギーを使う。

また、これは怒られる部下側も同じだと思います。怒られると色んな感情があふれるし動悸がする。


疲れれば当然仕事の効率は落ちるので、仕事が原因で怒っても仕事が余計できなくなるだけ。

それって超絶本末転倒で、無意味なことではないでしょうか。

得られるものが何もない

怒っても、問題が解決するわけでも部下を急成長させられるわけでもありません。


「何でこんなこともできないんだ!だからお前はあーだこーだ…」

って言ってても、発生してしまったミスやトラブルが勝手に解決することはないのです。

それなら、ミスや過失をどう処理するかを考えたほうが、面倒事は早く片付きます。


また、怒ったところで部下の成長スピードが上がるわけでもありません。

何なら、よく聞き取れない大声であれこれ言うよりも、丁寧に仕事を教え直したほうが成長スピードは速まるでしょう。

何だかんだ最終的に、頭ごなしに怒ってくる人よりも怒らず接してくれる人の言うことを聞きたくなるのが、心を持った人間という生き物。


もっと仕事ができるようになってほしい、こういう勤務態度を改めてほしい…上司側にも願いや言い分はありますが、怒ったところで時間がもったいないし特に部下の心には響かないので、やはり仕事で怒ることは無意味です。

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無意味だと分かっていても仕事で怒りそうになった時は

無意味だと分かっていても仕事で怒りそうになった時は

無意味だとわかってはいても、やはり時には本当に腹が立って部下を怒りたくなる時もあるでしょう。

私だってこれまで何度心の中で部下や新人に対し「しばきたい」と思ったことか。


しかしそこで怒ってしまってはただの無意味な人になるだけなので、どうしても怒りたくなった時に私が実践していた対処法をお伝えします。

できるだけ敬語で話す

過剰にへりくだって接する必要はありませんが、敬語は心の鎧です。

「キツい言葉は使わないようにしよう」と思っていても、普段通りの言葉で話すとうっかり心のままに暴言が出てしまう可能性もあるので、私はできるだけ敬語で話すようにしています。


また、いくら敬語を使っても語尾強めに早口だとやっぱり相手は委縮するもの。

会話の印象なんて結局話し方で大きく左右されるので、怒っている印象にならないよう語尾や会話のスピードに気をつけ、何なら声のトーンまでわざと高くすると効果的です。

指摘する内容は1つだけ

せっかく相手に思いを伝える機会に恵まれるとつい欲張って「あの時もこうだったな」「普段のここも気になる」「そもそも態度が…」とあれこれ言いたくなります。

が、指摘する内容は直前のできごと1つだけにしましょう。


指摘箇所が増えれば増えるほど話が長引き、勝手にボルテージが上昇して怒ってしまうリスクが高まることが理由です。

また、1つと決めないとその場に無関係な指摘までしてしまい、部下から悪い印象を持たれてしまうことにも繋がりかねません。

相手の話も聞く

どんなに丁寧な言葉で話して指摘する内容を1つだけに絞っても、相手の言葉に耳を傾けず一方的に話していては、怒っているのと何も変わりません。


仕事を教えるのに必要なのは、片方だけが言葉をまき散らす「怒り」ではなく、お互い平等に話す「会話」です。


会話しないことには、部下がどこまで仕事を理解しているのかすら把握できませんし、そうなれば正しく指導することさえできないでしょう。

相手の話を冷静に聞いてるうちに、ミスや問題行動を起こした原因を理解でき、怒る必要がないという場合だってあるかもしれません。

冷静に考えると仕事で怒る必要性ってほとんどない

冷静に考えると仕事で怒る必要性ってほとんどない

根性のみで仕事の怒りを抑え続けた私ですが、ぶっちゃけ怒ることそのものが悪いことだとは思っていません。

本当に我慢できないことがあるのなら、大きな声でも荒い言動でも何でも使って気持ちを表現するべきです。

ですが「本当に我慢できないこと」が頻繁にあるというのなら、それは「ただの我慢できない人」。

そもそも仕事の指導において「本当に我慢できないこと」なんて、頻繁に起こるものではありません。

押したら死ぬボタンを新人が押そうとしてるとか、ストレスに駆られた部下が社長殺害計画を企ててるとか、誰かの命を脅かすほどの大事なら私も怒るかもしれませんが、普通に働いてたらそんなこともそうそう起こらないはず。



中には思わず怒りたくなるような、何度言っても仕事を覚えない奴とか、思考回路そのものがやべー奴とかもいますが、そういうのの扱い含めて「会社の仕事」と呼ぶと、私は思っています。


たとえ部下がミスをしても怒らず接したほうが、意外と相手の居た堪れなさを刺激してよく反省してくれたりするもの。もちろんそうじゃない場合もあるけどね!


本気で怒りたくなることがあった時は、心の中で「クソがあああ!!!」と絶叫しながらも一旦は耐え、帰りにご褒美と称して美味しいものでも買って帰りましょ。


んじゃまた。