面接中に会社から「うちは月100時間くらいしか残業しないよ!少ないでしょう!」と言われ、一気に入社意欲を失った経験があります。こんにちは、どぶのごみ子です。
転職活動中の読者様から、こんな相談事が届きました。
「求人票や面接で“入社しないほうがいい会社”を見分ける方法はありませんか?」
いや私も知りたい。
例え入社しないほうがいいポイントがあったとしても、普通の会社なら全力で隠すので求人採用の場では公にされません。
よって、入社しないほうがいい会社かどうかを完全に見分けるのは不可能だと思います。
ただ、完全に見分けるのはムリでも、ほんのちょっとだけでもいいから危険察知能力を上げたいと考えるのが人間で。
ということで、今回は「入社しないほうがいい会社を見分ける方法」について考えてみようと思います。
求人票からやべえ。入社しないほうがいい会社の求人とは
入社しないほうがいい会社は、求人票の段階から違和感を漂わせてくることがあります。
例えば以下のような要素が見つかったら、その求人に応募するのは止めたほうがいいでしょう。
- 舐めた労働条件
- よくわからない仕事内容
- にこやかな社員の集合写真
- 運とか愛とか夢とか言い出す
舐めた労働条件
業界の相場から考えても著しく給料が低かったり、アホみたいな数字の見なし残業が付いてたり、奴隷かな?ってくらい休日が少なかったり。
そういう舐めた労働条件で堂々と求人を出している会社は、絶対に応募してはいけません。
給料・労働時間・休日が一般的な数字からあまりにもかけ離れている会社はやっぱりどこかおかしいことが多いので、入社をおすすめできません。
仕事内容がよくわからない
「皆で協力して行う仕事です!」「パソコンを使って行う仕事です」など、仕事内容がよくわからない会社も危険です。
だって大きな声で言えない、または言ったら誰も応募しないような仕事の可能性が高いから。
ただこれは採用担当者にやる気がないだけという可能性もあるので、あくまでグレーですが、とはいえやる気のない仕事ぶりを世間に晒す無能がいる会社ということには違いないので奮っての応募は控えましょう。
にこやかな社員の集合写真を掲載
「アットホームな会社です!」といった言葉と共に、にこやかに笑う社員の集合写真を掲載する会社は地雷、とよく言いますが事実だと思います。
私の経験上、だいたいそういう集合写真って会社の偉い奴の命令で撮影されることが多いです。
集合写真があるから社内の雰囲気が悪い、ブラックだというわけではありませんが、社長や上司が絶対という文化が根強く存在する会社である可能性が高いです。
運とか愛とか夢とか言い出す
「自分のことを運がいいと思っている人だけ採用します」「社員は愛で満ちています」「一緒に夢を追いましょう」
みたいな、煮ても焼いていても食いようがないことばかり書かれてる求人もヤバいです。
なぜなら怪しい宗教みたいなことを言い出す会社は、入社後総じて無駄が多いから。
合う人には合うでしょうが、合わない人にはとことん合いません。
違和感を持つなら入社しないほうがいいです。
入社しないほうがいい会社を面接で見分ける方法
求人票ではわからなくてもいざ面接を受けたらなんか変な会社だった、ということも少なくありません。
面接で入社しないほうがいい会社を見極めるポイントは以下3つです。
- 面接官がヤバい
- 面接回数が多すぎ
- 社内が暗すぎる
面接官がヤバい
面接官は会社の顔ともいわれます。
高圧的だったり、ナチュラルに失礼な発言をしたり、質問に対する回答が雑だったりする面接官だった場合、そんな面接官を雇っている会社そのものがヤバい可能性が高いです。
そもそも、まだ入社してもいない人物すら大切に扱えない会社が、社員を大切に扱えるわけないし。
面接官がヤバい会社は入社後、苦労するリスクがあるので、入社しないほうがいいです。
面接回数が多すぎ
だいたい面接は1~3回程度が平均ですが、5回も6回も面接するような会社や、面談と称してやたらと呼びつける会社も注意が必要。
だって、もはやそれ奴隷耐性の有無を見極めてるだけだから。
採用する側は面接するだけでお給料が発生するかもしれませんが、応募者は自分で交通費を払い、時間を犠牲にして面接を受けていますし、そのことを会社も分かっているはずです。
それを分かっていながら何度も面接をする会社は、ブラックな可能性が高いので入社しないほうがいいですし、分かっていないのなら頭が悪すぎる会社なのでやっぱり入社すべきではありません。
社内が暗すぎる
面接室に案内される際も、社内の様子を窺えるチャンスがあるなら空気感をチェックしてみましょう。
社内が暗すぎる場合は、もしかしたら入社しないほうがいい会社かもしれません。
社員同士で雑談しまくっている会社がいい会社というわけではありませんが、社内全体が重苦しい雰囲気に包まれている会社は、何かしら欠陥を抱えていることがあります。
もしも、社内の様子を知る機会がない場合は、採用後に見学させてもらえないかお願いしてみましょう。
入社しないほうがいい会社を見分けるには勘も大切
これまで、入社しないほうがいい会社の分かりやすい特徴を上げてきましたが、実際の就職活動では「なんか気になるけど…気のせいかもしれないし…」レベルの違和感も多く存在します。
そんなときは、自分の「勘」に頼るのも一つ。
勘なのでもちろん外れる可能性もありますが、「こいつと一緒に仕事したくないな」という勘は結構当たるものです。
「入社しないほうがいいと感じた」という事実は、入社を見送る十分な理由になります。
入社しないほうがいい会社にうっかり入ってしまったら
全速力で辞めてください。
間違えたと確信した瞬間に辞表出すくらいの勢いが好ましいです。
早く辞めたほうがいい理由は、スピード退職のほうが次の転職に有利なこともあるからです。
私は、今の会社で採用面接に参加したことがありますが、応募者から「入社後、ブラックな会社だったので3か月で辞めました」と言われても特に何も思いません。
それよりも「3年勤めましたがブラックな会社だったので辞めました。」と言われたほうが3年も耐えれたの?本当にブラックだった?嘘言ってない?と勘ぐってしまいます。あくまで個人的な意見ですが。
入社しないほうがよかった…とメソメソ後悔するくらいなら、間違えたー!ドロン!つって早めに辞めましょう。遅かれ早かれ退職することになるはずですし。
まとめ:転職活動を頑張る相談者様へ
求人票や面接の時点で違和感がある会社は、だいたい入社しないほうがいい会社です。
とはいえ、ナイーブになっていることも多い転職期間中は、全てが入社しないほうがいい会社に思えてしまう事もあるかもしれませんが、そここそ頑張りどころだと思います。
そして、入社してみないと真実は分からないのが会社というもの。
もしも入社後、「ヤッベエ!!!」と気づいたら、即座に逃げてくださいね。
望んだ内容ではなかったかもしれませんが、相談者様の転職活動が成功することを心から願っています。
んじゃまた。