悪口を言いたければ言えばいいのですが、陰で人のことを叩くという卑劣な行為に出るのならせめて相手にバレないように、かつ周囲にも聞こえないよう完全犯罪並みの隠蔽工作を講じてほしいところ。こんにちは、どぶのごみ子です。
入社した瞬間「あーミスったなあ」と思う職場の一つに、悪口だらけの職場があります。
暇さえあれば、悪口。
忙しくっても後から、悪口。
結局いつでもどこでも、悪口。
ほんと、よくもまあそんだけネタがあるもんだなあと感心するほど悪口が蔓延している職場ってありますよね。
そして毎日エンドレスで耳に入る悪口は、わりと私をうんざりさせる。
なおかつ個人的に悪口を振られ、同意を求められた日にゃ、うんざり通り越してげっそりします(›´ω`‹ )ゲソー
ただまあ悪口だけが原因で辞めるのもなかなか勇気のいることですし、できれば程々なところに落ち着いて、心穏やかに働きたいです。
ということで今回のテーマは「悪口だらけの職場はうんざりするけど無心キャラに落ち着くとわりと楽」です。
ちなみに悪口=女性のものというイメージもありますが、性別はあんまり関係ありません。とどのつまり人間性。
職場の悪口=絶対的な悪ではない
そこそこの数の人が集えば不満は出るものなので、職場においてある程度の悪口は仕方のないことです。
そして職場の悪口全てが悪というわけではありません。
そもそもネットで「職場で悪口言うヤツくだらねー」とか書いてる私も、捉えようによっては悪口の言い出しっぺです。
誰かに話さなきゃやってらんねえ!みたいな出来事も人によってはありますし、話を聞いてもらって楽になることも時にはあるでしょう。
でもだからって、そこかしこで言えばいいってもんでもなくて。
個人的な意見ですが、職場の悪口には「健全な悪口」と「健全じゃない悪口」の二種類が存在すると思っています。
悪口の健全性とは
めちゃめちゃ個人的な基準ではありますが、私の中ではざっくりこう。
- 健全な悪口
「愚痴」と呼ばれることもある、職場の仲良し同士でこっそり交わされる悪口。ストレス発散方法の一つで話題は事実に基づいている。内々で処理されるため周囲に広まったり悪口の対象者に伝わったりしない。 - 不健全な悪口
その場にいる人全員に聞こえる声量で交わされる悪口。ストレス発散という目的は同じでも、悪口の対象となる人物や話題はコロコロ変わるうえ誇張表現も多い。大概悪口の対象者にまで伝わる。
そして健全な心を持つ人ほど、不健全な悪口にあふれた職場で働くとメンタルをやられます。
誰かを貶す悪口が延々聞こえる環境にうんざりするのが、健全な感覚です。
職場が悪口だらけになる原因
職場が悪口だらけになる原因って何かなあと考えた時、思い浮かんだのはこの4つでした。
- 悪質さは個人の基準によるから
- ボスが悪口好きだから
- 悪口で結束してるから
- めっちゃ暇な職場だから
職場にどんなボスがいるのか、何を糧に結束力を高めているのかは、その会社に入ってみなければわからず、もはや運ゲーともいえます。
悪口の悪質さは個人の基準によるから
先ほど、健全な悪口と不健全な悪口の二種類があると言いましたが、これを判断する基準は人によって異なるものです。
そして、健全か不健全かを判断する基準があまりにもかけ離れた人が一緒に働くと、どちらか片方が地獄を見ます。
片方は「ただの愚痴」として脳内処理し、もう片方は「悪口ばかりの職場だ」と感じるためです。
なおかつ、自分と同じ基準を持つ人の方が少数派の職場だった場合は、環境改善の兆しが全く見えないためさらに地獄。
ボスが悪口好きだから
役職や立場に関係なく、職場には「この人に嫌われると面倒なことが起こるぞ」と思わせる、ボスポジションの人が存在します。
そして、ボスが悪口が大好きだった場合、もれなく職場は悪口だらけになる。
なぜなら、ボスは職場の空気を掌握している存在だからです。
「あの人最近ちょっとアレじゃな~い?」とボスが一声言えば、取り巻きたちがそれに同調し、職場の淀んだ空気はさらに汚れていきます。
悪口で結束してるから
人は「共感」することで結束力が強まる生き物です。たとえそれが負の感情であっても。
秘密の悪口を誰かと共有することで、お互いに何だか仲間意識が生まれ、それが親近感につながります。
そもそも、性別や年代が異なる人と一緒に働く必要がある職場で、共通の話題はなかなか見つからないもの。
そんな時、職場の人の悪口は恰好の話題になり、一緒に盛り上がることで人は「仲間がいる」と安心感が得られるのです。
ただし、所詮人の悪口で繋がった関係なんて砂の城。
本当に信頼感や結束力が向上しているわけではないため、ちょっとしたことですぐに崩壊するのがオチです。
だから悪口だらけの職場ではターゲットになる人が頻繁に変わるのですね。
めっちゃ暇な職場だから
やることがない職場、やることはあれどルーチンワークで一切頭を使わない職場も悪口だらけになる傾向があります。
だって暇なんだもん。
忙しい職場の場合、他人の言動の細かい部分にまで気を配る余裕がありませんが、暇だとついつい気が付いて意識を集中させられるため悪口が生まれやすいのです。
暇な時に無言というのも何だかアレなので、個人的には雑談くらいしたっていいとは思いますが、大声で盛り上がるならせめて「昨日のあのテレビ観た~?」くらいのライトな話題にしてもらいたいところ。
職場で悪口が聞こえる・言われた時の対処法
悪口だらけの職場で働くと、悪口が聞こえてくることも、自分の悪口を言われることもあります。
そんな時、私はいつも以下の方法でのらりくらり過ごしています。
職場では誰も信じない
まずは「職場では誰も信じないぞ」と決意することが大切です。
なぜなら、悪口ばかりの職場で迂闊に他人を信じると痛い目を見る可能性が高いから。
特に「悪口ばかりの職場でイヤだよね…」とか優しい声を掛けてくる人物には要注意。
高確率で悪口グループやボスと繋がっていて、話が筒抜けます。こえー。
職場ではそつなく、つつなく、大人しく。他人との信頼関係は、職場以外でも作れます。
悪口ばかりでイヤじゃない?と聞かれても「そうですか?ごめんなさい、よく聞いていなかったのかも」とか何とか言って、本心は隠しましょう。
できるだけ話を聞かない
大声で悪口大会が開催されている時は、できるだけ話を聞かないようにしましょう。
聞こえてくる話に意識を傾けると、心が荒むからです。
移動できるなら席を外したほうが良いですし、できなければとにかく他のことに集中してください。
目の前の仕事に全力で挑んでもよし、頭の中で空想に精を出してもよし。
ちなみに、私はよく頭の中で「一人しりとり」をします。
難易度を上げて集中力を高めようと画策するうち、芸能人の名前しりとり、漫画のキャラクターしりとり、可愛いものしりとり、怖いものしりとり…など無駄にバリエーションが増えました。
無心キャラに徹する
ただの無口キャラでは「本当は思ってることあるよね?教えて!」と詰め寄られるのがオチです。
よって、悪口だらけの職場では「私は職場に仕事だけをしに来ており、仕事に感情は挟みません」と割り切った無心キャラになる必要があります。
そのためにはまず、悪口には決して同意したり意見したりしないこと。
何か意見を求められても「そうなんですね~」と流し、同意を求められても「よくわからないですね~」とかわしましょう。
次に、悪口を言われることに怯えないこと。
悪口だらけの集団に属さなければ、自分が悪口の標的になる可能性は大いにありますが、保身目的で思ってもいない誰かの悪口を言うのはとても浅はかな行為です。
いいんですよ、悪口なんて言わせておけば。
自分にプラスの感情をもたらさない人の言動に対し、あなたが心を動かす必要はないのですから。
悪口を通り越して「いじめ」になった場合は辞めよう
悪口なんて言わせておけばいいと言いましたが、度が過ぎて「職場いじめ」に発展した場合は、耐えたりせずに辞めましょう。
職場いじめに関する記事は、こちらからどうぞ。
悪口だらけの職場で自分を救うのは鈍感さ
悪口だらけの職場では「見ざる聞かざる言わざる」をどれだけ自分の中に落とし込めるかしか、対処法がないと言っても過言ではありません。
結局悪口を言ったもん勝ちじゃねえかよ!と言われるとその通りなのですが、大人しい人が損をするのが世の常です。
ただ、たとえ損をしたって無益な悪口で心を満たすようなさもしい人に成り下がらないだけ、幾分マシな生き方だと私は思います。
ここまで読んでくれたあなたが、悪口だらけの職場と適度な距離感を見つけて、うんざりする現状と上手に付き合えることを願っています。
んじゃまた。